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疼痛シリーズ4:痛みを伴う介入が必要な場合もある-慢性腱炎への介入-

2017 12/10
疼痛シリーズ4:痛みを伴う介入が必要な場合もある-慢性腱炎への介入-
目次

慢性腱炎について

慢性腱炎は、アキレス腱炎や膝蓋腱炎、上腕骨外側上顆炎などがあります。

一般的には、非ステロイド系抗炎症薬、外用剤、ストレッチングを行うことが多く、難治症例には、ステロイド腱鞘内注射などを行います。

理学療法の中でも難渋するケースがいます。

なので、慢性腱炎の改善方法は知っておく必要があります。比較的私の病院ではまれですが。

慢性腱炎は腱の変性である

まず、重要なこととして慢性腱炎は言葉では炎症のような名前ですが、実は炎症ではなく、腱の変性であるという点が重要です。

腱の修復に血管が再生された際に、新しい神経発芽が起こります。

神経が増えると痛みを発しやすくなり、それが痛みの原因になるとのことです。

慢性腱炎の介入には1度腱を破壊する必要がある

そこで、慢性腱炎の介入方法としてですが、

世界的な流れとして、痛みを伴った強い遠心性収縮を伴う運動が効果的ということがわかってきているようです。

重要なこととして

  • 慢性腱炎では、炎症細胞の浸潤を伴わない
  • 膠原繊維の蛇行、微細分裂が病態である。
  • 小径膠原線維の増加が必要であり、それには腱を一度破壊する必要がある。

この小径膠原線維の増加を進めるために腱を破壊する過程には、求心性収縮、無負荷と比較して、遠心性収縮が有効であるということと、強い運動であり、痛みを伴った運動であることが有効だということがわかっています。

慢性腱炎の程度によって違いがあるかという見当もされているようですが、より重度なケースであっても有効性が示されている論文もあります。

痛みを伴う強い遠心性収縮+ストレッチが有効

また、最近の傾向としては、遠心性収縮だけでなく、ストレッチも併用した方が効果的であることなど複合トレーニングを行う方がよいということがわかっています。

まとめ

基本的に臨床中に痛みを出さないように介入することが一般的な理学療法の考え方ですが、すべてに当てはまるわけではなく、むしろ痛みがあった方が有効であるという今回のような疾患があるわけですね。知っておかないと良くならない場合があるため、引き続き勉強していきましょう。

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