股関節シリーズ1:理学療法士として前捻角をどう捉えるか

目次

股関節シリーズ開始

これから股関節シリーズとして股関節関連疾患の基礎を中心に進めていこうと思います。

本日はまずはじめに前捻角について復習しました。

学生時代を思い出しますが、臨床に出てから前捻角についてあまり考えて来ませんでしたが、今振り返ると過度の前捻により股関節が内旋していた方が割といたような気がします。知識不足は問題点を拾えなくなる原因になりますね。

前捻角の正常は何度か

国家試験にも出るんじゃないかってくらい基礎ですが、

成人男性は前捻角の正常値は約15度(10~30度までは正常範囲になると書いてあるものもありました)です。年齢により変化します。生まれたての時は40度くらいあります。

どういう状態が前捻なのか

前捻角は水平面上での角度で、

水平面上の大腿骨の顆部(大腿骨遠位端)の横軸大腿骨頸部の軸がなす角度です。

基準として、顆部の横軸に対して前方へ15度頸部が向いている状態が前捻です。

なので、15度より大きいと過度の前捻、15度未満であれば後捻といいます。

臨床的には何が重要か

過度な前捻→股関節の適合に問題→代償的に股関節のアライメントを正常に戻す→代わりに下肢が内旋

→股関節の外旋可動域制限→過度な内旋位

股関節内旋位では寛骨臼に大腿骨頭が覆われている量が少なり(特に前方が覆われない)、不安定性を生じます。

また、下肢内旋→足尖(つま先)が内側を向く→それをさらに代償し下腿が外旋することがある

→そうなると膝関節の外反によりX脚になるような運動連鎖による問題が起こる場合があります。

前捻角の評価方法

一般的に股関節の水平面の画像は、X線ではとらないため、MRIやCTの画像から評価を行います。

画像がない場合は背臥位姿勢を分析し、下肢の過剰な内旋がないか、伏臥位で膝屈曲位での股関節内旋が過度に生じないかを評価することになります。

認定理学療法士試験について

前捻角については以上です。異常な股関節内旋の原因が何なのかを考えていく必要がある場合に前捻角の知識が活かされると思います。アセスメントをより深く正確に行えるようになるためには必要な知識だと感じました。

認定理学療法士試験の範囲でもありますので抑えておき、臨床でも活用できると良いと思います。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

目次
閉じる