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股関節シリーズ9:近年の人工関節置換術後患者の特徴と理学療法士の価値

2018 1/10
股関節シリーズ9:近年の人工関節置換術後患者の特徴と理学療法士の価値
目次

はじめに

新人Aのアイコン画像新人A

人工関節置換術後の患者さんは良くなるのが早いです!うまく退院までフォローしてあげられたと思います!

澁澤のアイコン画像澁澤

おっ!良かったですね!今日は人工関節の手術の進歩について振り返り、リハビリの必要性についても考察してみようと思います。

近年の人工関節患者の特徴

術後の変化

近年、術後のリハビリ期間が短縮し、術後5日~2週間程度で歩けるようになります。

これまでの認識

  • 60歳以上になるまでTHA施行を行わないこと(再置換のリスク)
  • 重症例が対象になっている(ガーデン分類3,4の転位型)が対象

近年の傾向

  • 再置換のリスク軽減によりあまり年齢を問わず実施され始めている
  • 重症例でなくても選択肢に入る場合がある
  • 若年者の術後の成績は、術後のリハビリを必要としない程度まで良好であることがある

手術の進歩はどうリハビリに影響するのか

手術後のフォロー、または入院後のフォローとして外来リハビリを行わなくなってきている傾向があるようです。

今後、THA術後の理学療法が淘汰される可能性についても話題になることがあります。

本当にTHA術後の理学療法は不要なのか

手術の進歩

最小侵襲(MIS)の考え方が導入され始めている

  • 後方アプローチから徐々に前方系のアプローチが採用
  • 筋の切開は行われない
  • 切除される範囲が狭い

MISはまだ一部の病院が中心である

  • 現在でも後方アプローチが中心の病院はまだまだ多い現状があります。

理学療法士からみたTHA患者

前方系アプローチを行っていても理学療法士の視点から診ると問題点が残存していることがあります。

  • 下肢の浮腫が強く残る
  • 二関節筋の緊張が高まりやすい傾向
  • 伸展、内転制限の残存
  • 外転荷重になりやすい
  • 上肢と下肢の相反した動きが出にくい
  • 股関節周囲や単関節筋の収縮が得られにくい点
  • 歩容の改善がしにくい・・・・etc

社会的なリハビリの必要性と理学療法士ができること

上記にあげたような理学療法士が上げる問題点はあるものの日常生活動作は行えることがほとんどです。

  • つまり日常生活は可能であり、自宅退院可能となれば入院リハビリの必要は低くなっていきます。
  • 社会的なリハビリの必要性は低いため、患者様のことを考えても早期退院は重要になります。

早期退院→外来フォロー→自主トレ等の指導→早期外来終了or介護保険移行がベターかと思います。(場合によっては外来フォローなしで入院中にすべて終えることも必要)

THA後のリハビリの必要性をどう見出すかは今後の課題かもしれない

手術後のリハビリが必要だと思いますが、その価値をアピールすることは重要です。

手術後にしっかり短期間でリハビリが行える理学療法士になること、それをアピールしていくことでいくらでも価値を見出すことができ、リハビリの必要性を訴えることができると思います。

そういった積み重ねが今後の理学療法士の価値に繋がり、患者さんもリハビリを受ける方がよいと考えるようになれば、THA術後のリハビリはなくならないのではないかと思います。

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