脳卒中の急性期・慢性期の治療-抗凝固薬・抗血小板役薬を中心に-

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はじめに

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脳卒中の治療ってどう行われるんですか?リハビリ場面以外を見る機会がないのでよくわからないんですよね。

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確かに、リハビリ中だけしか見れないので一日の生活や治療の様子をイメージしにくいですよね。今回は脳卒中の急性期、慢性期の治療について見ていきましょう。

脳卒中の急性期治療の概要

  1. 血栓溶解療法:脳血管閉塞による虚血の早期解除、rt-PAや機械的血栓除去術など
  2. 脳保護療法:虚血による障害の進行抑制、脳保護療法(エボラボン)
  3. 抗浮腫療法:脳虚血・梗塞による腫れを抑える、(高張グリセロール)
  4. 抗血小板療法、抗凝固療法:再発予防

急性期の抗凝固療法

  • ヘパリン:心原性脳塞栓症、クレシェンドTIA、進行性脳梗塞
  • 選択的抗トロンビン剤(アルガトロバン):アテローム性血栓性脳梗塞  ※心原性脳塞栓症は適応外

急性期の抗血小板療法

  • アスピリン:ラクナ梗塞、アテローム性血栓性脳梗塞
  • トロンボキサンA2阻害薬(オザグレルナトリウム):ラクナ梗塞、アテローム性血栓性脳梗塞

脳卒中の慢性期治療

慢性期の抗凝固療法

  • ワルファリン:NVAFのある脳梗塞またはTIA患者
  • 新規抗凝固薬:NVAFのある脳梗塞またはTIA患者(ダビガトロン、リバーロキサバン、アビキサバン、エドキサバン)

慢性期の抗血小板療法

  • シロスタゾール、クロビドグレル、アスピリン、チクロビジン:非心原性脳梗塞の再発予防、ラクナ梗塞の再発予防(血圧コントロールに注意しつつ)

おまけ:一過性虚血発作の定義変更(TIA→ACVS)

TIAは定義が変わり、症状の持続時間についての内容が削除されました。そして、筋ねん新たな病名の提唱として、ACVS(acute cerebrovascular syndrome):急性脳血管症候群とも言われるようになって来ているようです。

まとめ

今回は、簡単に脳卒中の急性期、慢性期の治療を見てきました。抗凝固薬と抗血小板薬を中心に簡単に整理しました。もっと、詳細について知りたい方はこちらの本がわかりやすいのでおすすめですよ。

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