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【まとめ】身体図式(ボディスキーマ)と身体イメージ(ボディーイメージ)

2018 3/28
【まとめ】身体図式(ボディスキーマ)と身体イメージ(ボディーイメージ)
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ボディスキーマとボディイメージの違いがなかなか理解できなくて・・・

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では、本日はそれぞれの意味と機能局在を中心に整理していきましょう!

目次

身体図式(ボディスキーマ)

ボディスキーマの定義

自分の身体の姿勢や動きを制御する際にダイナミックに働く無意識のプロセス

無意識のプロセスについては、身体における約200個の骨や約400個の骨格筋、また複数の結合組織や内臓などにより構成されていますが、普段それなの相対的な関係や関節の角度、動員すべき筋出力などを意識することなく生活することができています。こういった無意識のレベルで行われている身体へのフィードバック情報を頭頂葉で統合してできているものがボディスキーマです。

患者さんで言えば、骨折した足は動かないという情報がフィードバックされているとボディスキーマにも動かないという情報になり、代償的な動作が勝手に起こりますが、リハビリにより動く感覚を入力したり、動かせることが認識されることでボディスキーマが変化し、動かせるようになる場合があります。

身体図式の機能局在

前頭ー頭頂連関

身体図式は、体性感覚情報や背側経路からの視覚情報、運動野からの遠心性コピーなどの情報があつまり、それらが統合される頭頂間溝で行われます。

様々な感覚情報が中枢神経系に上行し、フィードバック情報が頭頂葉にて自己組織的に統合される生成されるものがボディスキーマです。また、それの裏付けとしてブロードマン5野にてバイモーダルニューロンという視覚情報と体性感覚情報の両方に発火するものが発見されており、ボディスキーマの生成に貢献しているとされています。

ボディスキーマが感覚情報により生成されているため、治療に感覚入力を重視していくことでボディスキーマを変化させることができると考えています。ボディスキーマの変化は、そのまま運動の変化に反映されるため、治療には良好な感覚情報を用いることが重要であると考えています。

また、身体図式にはペリパーソナルスペースが拡大するような情報も反映されるわけで、例えば杖や義足などのものがどのくらいの長さで、どのくらい硬くしっかりしているのかなどの情報も身体図式に取り込まれるわけです。そうすると身体近接空間(ペリパーソナルスペース)という自分の身体を取り巻く腕や足、持っているものなどが届く空間についての情報となり、身体図式に反映されることでうまく運動が行えることにもなるわけです。

身体イメージ(ボディイメージ)

ボディイメージの定義 

自分自身の身体について意識的にもつ表像

意識的というのは、客観的にみた自分の姿であり、言葉に表せる身体の様子で、それは視覚的イメージの要素が強い。

ボディイメージの機能局在

左側頭葉といわれている

もしくは、大脳の記憶がある場所ならいたるところに存在しているともいわれている

大脳皮質では低次の領域が未処理の感覚情報をすべて吸収し、高次の領域につたえ、高次の領域に達した情報は低次の領域にフィードバックされるとう機能が存在する(低次→高次:高次→低次=1:10)

この際、身体イメージが存在する高次の領域に感覚情報が入力されると、身体イメージとしてもともとある予測や思い込みにより修飾され、物事を新たな視点で見ることができなくなることがある。私たちが理解している現実は本当の現実ではない可能性もある。

このことから、身体イメージが片麻痺などの非対称的な姿勢により歪んでしまうことで、歪むことで、正常な直立にしたときに違和感を感じ、むしろ、傾いていることが直立であると認識されてしまうことも臨床上よく見かける。

まとめ

臨床上ボディスキーマは、自己組織的に形成され感覚情報から運動を表出する。その際、ボディイメージは予測や思い込みなどの意識的な要素が感覚情報をゆがめることがある。よってセラピストは良好な感覚入力を急性期のうちから入力していくことでボディスキーマにアクセスしながら、正しいボディイメージへと導いていく必要があると考えます。

参考資料

私のなかでもかなり読み込んだ本の一つです。今までのリハビリの考え方を独自の視点で整理しています。まとまっています。わかりやすく、簡単で、効果的なアプローチや考え方があり、考察にも役立ちます。

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