左室駆出率LVEFについて:teichholz法、modified simson法、visually estimated EF

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こんばんは。今日は臨床疑問。カルテを見ていたらLVEFに3種類の測定方法があり、そのすべてが記載されていました。いったいどれを見ればよいのかよくわからないなと思いいまして、調べてみました。

目次

左室駆出率LVEFとは?

臨床において、心機能において、心拍出(cargica output:CO)を以下に有効に出せるかどうかが重要です。COは、一回拍出量(SV)と心拍数(HR)の積で表されます。また、SVは拡張末期容量(EDV)と収縮末期容量(ESV)の差で表されます。

整理すると

CO=SV×HR

SV=EDV-ESV

となります。

EDVとESVを規定する因子としては

前負荷、後負荷、心機能(収縮能と拡張能)、心泊数が挙げられます。

また、

体循環で心拍出量維持のために左室機能(特に収縮能)は必要不可欠です。

そこで、収縮能の評価として最も用いられるものとしてLVEFが挙げられます。

LVEF=LVEDV-LVESV/LVEDV×100%で表されます。

LVEFは理論的には前負荷、後負荷の影響を受けるが、臨床で認められる程度の負荷の変化に対しては比較的変動が少ないといわれています。

LVEFの評価方法

Teichholz法(ティーショルズ法)

modified simpson法

visually estimated EF

の3つがあります。

現在のスタンダードの方法はmodified simpson法といわれています(ガイドライン)。この方法では、正確性を重視して上で良好であり、定量的に評価することができます。しかし、デメリットとしては時間がかかる点と技術と経験を要することから、一般使用するのはやや困難とされています。

そこで、救急外来や臨床において、よく用いられる方法としては、visually estimated EFが好んで使われる傾向があるそうです。

まとめ

理学療法分野においては、心臓超音波検査においてLVEFの結果を見ることで、心機能を把握することが重要になる。

その際、計測方法が複数ある場合は、正確性の観点からmodified simpson法を参照することが良いと考える。

臨床的にはvisually estimated EFが多く用いられていることを把握しておくとよい。

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