日頃の判断、決断を振り返り分析してみる-判断プロセス-

今回は、判断について考えを整理していきたいと思います。日々、仕事の中で、多くの判断を行い、多くの選択をしていると思います。しかし、人が一日にできる決断は10個程度のようなので、それほど多くの決断はできません。例えば、自分の家にある服の中から今日着る服を選ぶとしても、それを決めるために1つの決断をしているわけです。

業務の中では、今日やる練習は何をするか?なんて考えてやるほうが良いという方もいます。オーダーメードのリハビリ、考えることが重要などは、本当にそうでしょうか。イメージは良いかもしれませんが、毎回ゼロベースで考えることは可能なのでしょうか。そのあたりについて考えていきたいと思います。

今回の記事は以下のような方に向けて書いています。

  • 判断、決断に迷いがあり、迷っている時間が長い
  • 情報がありふれており、決断ができない
  • 判断基準がないため、毎回悩む
目次

頭の中で、判断はどう行われているのか

例えば、レストランに行って注文をするとします。その際に、何を食べる(何を食べるか決断する)かを考えていくときを想定して考えて見ます。

メニュー表を見る→一通り眺める→何がいいかなぁ~と考える→値段や写真、量などを考慮して選ぶ→注文する

人によっては全然決められないことがありますよね。これは、判断力を使っているわけですが、判断基準が今日は何を食べたいか?なので、今食べたいものをどうやって捻出するのかは意外と難しく、判断基準がないとすぐに決めることができません。上記の流れを抽象化して整理してみると

選択肢を確認する→全体像を把握する→要素を比較し何を重視するかを決める→決断する

つまり、まず、全体の中から何があるのか確認して、一通り情報収集を行っているところから始まります。このお店には、こういうメニューがあり、このくらいの値段が相場で、どういうセットがあって、どういうセット割があって・・・・など。人によっては、スマホのクーポンから探し始める方もいるかも知れませんね。

全体が把握できたら、今度は、候補となるものの中から、要素を比較していきます。レストランの場合、ハンバーグ系、パスタ系、ステーキ系あたりで、値段、好きなものが入っている、量が多いなどの要素で比較し、今日は値段が安いやつにしておこうとなれば、値段の要素を重視して注文すると思います。

ネットショップで商品を選ぶ際に、価格の安いもの順にするか、送料無料のもののみを表示するか、人気なもの順にするかなどを頭の中でやっているわけです。そうやって自分にとって、今一番良いと思う選択をしているわけです。

つまり、その時に決断する場合わりと気分が影響する?

上記のように、判断基準が曖昧であればあるほど、その時の気分に影響され、適切な判断ができなくなる可能性があります。例えば、すごくお腹が空いているとき、量の少ないものが除外される可能性が高いです。今日は、なんとなく脂っこいものが食べたいなどとなれば、ヘルシーなメニューは除外される可能性が高いです。また、気分ではないけど、お財布の中身が500円となればかなりの商品が除外されます。

人の判断では、その時の自分の気分で判断している要素があることを知っておくことが重要だと思います。

気分に左右されてばかりいると、的確な判断はできないと思います。特に仕事においては。

では、仕事ではどう判断について考えていくべきか

たとえば、Aさんのリハビリを担当する際に、今日はこの練習をやると毎回ゼロから考えるとします。そのとき、前日に勉強したことが影響する可能性は大きいです。前日にバランスボールの練習について勉強した人がいるとします。その人が翌日のリハビリでバランスボールの練習を選択する可能性はどうでしょうか。頭の中がバランスボールのことばかりになっているのであれば、その練習を選びがちですね。この人はバランスボールを使った練習をするとすればどういう練習ができるかな?といった考えになっているかもしれません。

これは、ある意味、バランスボール練習ができるか評価して、練習に取り入れた方が良いか考えるきっかけにはなると思います。リハビリの練習で考えれば、それほど間違った選択になる可能性は高くないと思いますが、このように文字にしてみるとそんな考えで良いのか?と疑問が湧く方も多いと思います。特に、リハビリについて知らない一般の方はそう思うのではないでしょうか。

これを的確な判断というかというとおそらく違いますよね。ただ、引き出しが多くなるとただしい選択に近づいていくと思います。

Bさんのリハビリを行うときに評価を行い、体幹に問題があることがわかった。そこで、体幹練習をプランに取り入れたいと考え、バランスボール練習、寝返り練習、ストレッチポール、四つ這い練習を候補になると思うが、脊椎圧迫骨折があり円背で、右手に痛みがあるから、ストレッチポールは背臥位で乗ることは難しそうで、四つ這い練習は右手に負荷がかかるから難しい。現状寝返りは自立しているし問題なさそうだから、バランスボールでの練習を行ってみることにしよう。

エビデンスとか出てきませんでしたが、臨床の日々の判断はこんな感じで行われているかと思います。判断するためには、選択肢を揃え、全体像をみて、優先順にを立て、決断するという流れはだいたい当てはまると思います。

まとめ

判断のプロセスは選択肢を揃え、全体像を把握し、優先順にを立て→決断する

的確な判断には、十分な事前情報(選択肢)を揃え、全体像を整理し、その状況にあった優先度に並び替えることで第1案、第2案、第3案・・・を出すことができます。

事前情報をしっかり日々収集し、要素も整理しておくことで思考プロセスは早くなり、高速で判断できるように近づけることができるのではないかと思います。

今回は、本などの情報ではなく、日々の経験から考えてみました。参考程度かもしれませんが、参考にしていただければ幸いです。即断即決に関してはこちらの本がおすすめです。

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