「毎日忙しすぎて、頭がパンクしそう…」
「仕事に追われて、自分の時間なんて全くない…」
新年度が始まり、環境の変化や業務量の増加で、このように感じている方もいらっしゃるかもしれません。特に、日々多くの人と向き合う専門職の方は、心身ともに大きな負担がかかる時期もあるかと思います。
こんにちは。理学療法士として働く私も、この春(3月~4月)はまさに目が回るような多忙な日々を経験しました。
今回は、そんな私が激務を乗り越えるために実践した「2つの処方箋」と、そこから得た気づきについてお話ししたいと思います。
この記事は、以下のような方に向けて書いています。
- 日々、多忙な業務に追われている方
- 仕事のストレスを軽減したいと考えている方
- タスク管理術「GTD」に興味がある方
- 仕事と趣味を両立させたい、またはそのヒントを探している方
私の個人的な体験談ではありますが、少しでも皆さんの日々のヒントになれば幸いです。
現実:キャパオーバー寸前? 理学療法士の多忙な日々
少しだけ、私の多忙期のリアルをお伝えさせてください。(同業者の方なら「あるある!」と思っていただけるかもしれません)
常に10~15ケースの患者さんを担当し、1日のリハビリはほぼフル稼働(17~18単位 ※)。それに加えて、患者さんの担当割り振りや翌日以降のスケジュール調整・シミュレーションに追われ、気づけば定時を大幅に過ぎている…なんてことも日常茶飯事でした。 ※単位:リハビリの時間を示す医療現場の用語
さらに、管理業務や新人指導の準備、年度末・年度初めの大量の書類作成などが重なり、残業時間は月20時間を超え、帰宅が20時過ぎになることも珍しくありませんでした。正直、「もう無理かも…」と心が折れそうになった瞬間も一度や二度ではありません。
(あなたも、仕事量や責任の重さに、押しつぶされそうになった経験はありませんか?)
処方箋①:頭の混乱を解消!「GTD」でストレスを整理する
そんな混乱とストレスの渦中にいた私を救ってくれたのが、タスク管理術「GTD(Getting Things Done)」でした。
年度が変わり、役割や業務内容が大きく変化したことで、頭の中は「やらなければいけないこと」でごちゃごちゃ。何から手をつければいいのか分からず、常に何かに追われているような感覚でした。
そこで、少し時間ができたタイミングで、GTDの手法に沿って「頭の中にある気になること」を全て書き出し、整理・分類していきました。
GTDを実践して感じた効果:
- 頭の中がクリアになった: やるべきことが可視化され、「何を」「いつ」「どこで」やるべきかが明確になった。
- 漠然とした不安が軽減した: 「何か忘れていないか?」という不安が減り、目の前のタスクに集中できるようになった。
- 精神的な余裕が生まれた: 全体を把握できたことで、「これは後でいい」「これは誰かにお願いできる」といった判断がつき、少しだけ心に余裕が持てるようになった。
まだGTDのプロセスが完全に終わったわけではありませんが、これを実践したことで、格段にストレスが減り、状況をコントロールできている感覚を取り戻すことができました。
GTDは、単なるタスク管理ではなく、思考と心の整理術なのだと改めて実感しています。
処方箋②:心の栄養補給!「趣味」がくれるモチベーションと癒し
もう一つ、多忙な日々を支えてくれたのが趣味である「ロードバイク」の存在でした。
「すでに2台持っているのに、さらにもう一台欲しいなんて…」と自分でも呆れてしまいますが(笑)、現在、カーボンフレームの新しいロードバイクが欲しくてたまりません。
疲れて帰宅した後、新しいバイクの情報を調べたり、どのモデルが良いか比較検討したりする時間。それは、私にとって最高の「現実逃避」であり、同時に「未来への投資」のような時間でした。
- 癒やしと充実感: 仕事のプレッシャーから解放され、純粋に好きなことに没頭することで、心が満たされ、リフレッシュできました。
- 新たなモチベーション: 「このバイクを買うために、もっと仕事を頑張ろう!」「収入を増やす方法を考えよう!」と、仕事への意欲や目標にも繋がりました。
忙しいからといって、好きなことを完全に諦める必要はありません。むしろ、意識的に趣味の時間を作ることが、心の栄養となり、困難な時期を乗り越えるためのエネルギーを与えてくれるのだと感じています。
忘れてはいけない大切なこと:周囲への感謝
そして、何よりも忘れてはいけないのが、支えてくれる人の存在です。この多忙期を乗り越えられたのは、間違いなく妻のサポートがあったからです。何度も挫けそうになった時、いつもそばで励まし、支えてくれました。本当に感謝しかありません。
忙しい時ほど、一人で抱え込まず、周囲の人への感謝の気持ちを忘れずにいたいものです。
まとめ:多忙な中でも、自分らしく輝くために
誰にとっても、仕事が忙しく、心身ともに疲弊してしまう時期はあると思います。しかし、そんな時期も、工夫次第で乗り越え、自分を成長させる機会に変えることができるはずです。
私にとっては、
- GTDによる「頭の整理」とストレス管理
- 趣味(ロードバイク)による「心の栄養補給」とモチベーション維持
この2つの「処方箋」が、多忙な日々を乗り切るための大きな助けとなりました。
新年度を迎え、気持ちも新たに、主体的に仕事にも趣味にも取り組み、目標を持ってやりがいを感じられる人生にしていきたい。そう強く思っています。(少し強引なまとめですが…!)
この記事を読んでくださった皆さんも、ご自身なりの「処方箋」を見つけ、どんな状況下でも前向きに、自分らしく輝ける日々を送れることを願っています。