科学×経験 心身健康ラボについて
はじめまして。 ブログ「科学×経験 心身健康ラボ」へようこそ。 運営者のPTケイと申します。
この場所は、原因不明の心身の不調に悩み、情報の海で答えを探しているあなたのための「羅針盤」です。
巷にあふれる曖昧な健康情報ではなく、「科学」という客観的な光と、私自身の闘病から得た「経験」という確かな温もり。
その両方を掛け合わせ、あなたの心と体を健やかな場所へと導く、信頼できる情報だけを、ここでお届けします。
運営者(PTケイ)について
私は、13年以上の臨床経験を持つ「理学療法士(専門家)」であり、同時に、うつ病や指定難病であるベーチェット病と共に生きる「当事者(患者)」でもあります。
専門家としての道
2012年に理学療法士となって以来、私は「どこでも通用する本物のスキル」を身につけることを目標に、がむしゃらに走り続けてきました。休日のほとんどを勉強会に費やし、論文を読み漁り、臨床では常に患者さんの笑顔を一番の喜びとしてきました。
グループリーダーや管理職という役割もいただき、後進の育成や組織の発展に力を注ぐ日々。それは、専門家として非常に充実した、誇りの持てる時間でした。
当事者への転機 — 絶望の淵で
しかし、その裏側で、私自身の心と体は静かに悲鳴をあげていました。 増え続ける仕事、失われるプライベートの時間。やがて、燃え尽きるように、私の心身はバランスを崩しました。
2022年のパニック障害・うつ病の発症を皮切りに、休職と復職を繰り返し、ついには指定難病であるベーチェット病の診断を受け、長年情熱を注いできた医療の第一線を退くことになりました。
昨日まで「支える側」だった私が、一夜にして「支えられる側」になったのです。 専門知識はあるはずなのに、自分の心と体をコントロールできない。「教科書通りの正論」と「現実のつらさ」の間にある深い溝に、ただただ絶望していました。
暗闇で見つけた光 —『科学 × 経験』
そんな真っ暗闇の中で、私を救ってくれたもの。 それが、これまで専門家として培ってきた「科学的根拠(論文)を読み解く力」と、それを自分の心と体で一つひとつ確かめる「当事者としての経験」でした。
「この症状に対し、科学的に有効な可能性が高いのは何か?」 「それを、今の自分ができる範囲で試してみるとどうなるか?」
この『科学』と『経験』の両輪を回し始めたとき、初めて暗闇の中に進むべき道を照らす、小さな光を見つけたのです。この両輪こそが、出口の見えないトンネルを抜け出すための、唯一無二の羅針盤であると確信しました。
このブログは、その羅針盤を、過去の私と同じように今も悩み、闘っているあなたと共有したい、という想いから生まれ変わりました。
運営者情報・資格
『科学×経験』の「科学」の部分は、10年以上にわたる自己研鑽によって支えられています。
【理学療法士関連資格】
- 認定理学療法士(運動器)※5年更新済
- 登録理学療法士
- 3学会合同呼吸療法認定士
- 地域ケア会議推進リーダー
- 介護予防推進リーダー
- フレイル対策推進マネジャー
- 協会指定管理者(上級)
- BiNI上級コース修了
- がんのリハビリテーション研修修了
- 臨床実習指導者講習会修了
【所属学会】
- 一般社団法人日本運動器理学療法学会
- 日本精神・心理領域理学療法研究会
このブログ(心身健康ラボ)の歩み
このブログの前身である『理学療法士の思考』は、2017年12月に、私自身の学習のアウトプットの場としてスタートしました。
当時は方向性が定まらず迷走した時期もありましたが、その「思考の旅」の全てが、今の『科学×経験 心身健康ラボ』へと繋がる、かけがえのない道のりだったと感じています。
読者の皆様へ
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。
この場所が、あなたの心と体にとっての、安心して立ち寄れる「保健室」のような存在になれれば、これほど嬉しいことはありません。
知識は、時に私たちを力づける武器となり、時に心を温める毛布となります。 科学と経験に基づいた、信頼できる知識の力を信じて。
どうか、これからの新しい旅路も、一緒に歩んでいただけますと幸いです。 どうぞよろしくお願いいたします。
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