ついに、この日がやってきました!
今年度の大きな目標の一つとして掲げていた、「リハビリテーション栄養(以下、リハ栄養)とリハビリテーション薬剤(以下、リハ薬剤)に関する多職種合同の勉強会・研究会」を、この度正式に立ち上げることができました!
この場を借りて、まずはご協力いただいた皆様、そして参加を決意してくださったメンバーの方々に心より感謝申し上げます。
この新しい挑戦への第一歩を踏み出せたことに、大きな喜びと興奮を感じています。
この記事では、研究会発足の経緯と、今後の活動に向けた展望についてご報告させていただきます。
目標達成!研究会発足までの経緯
リハビリテーションの現場において、栄養管理と薬物療法の最適化は、患者さんの回復を最大限に引き出すために不可欠な要素です。
しかし、これらの領域は専門性が高く、リハビリ専門職だけで完結できるものではありません。
それぞれの専門職が持つ知識や視点を共有し、連携を深めることで、より質の高いケアを提供できるのではないか――。
そんな思いから、今年度、「リハ栄養・リハ薬剤に関する多職種合同の勉強会・研究会を立ち上げる」ことを個人的な目標の一つに設定していました。
目標達成に向け、まずは院内でメンバー募集を開始。正直、どれくらいの方が関心を持ってくださるか不安もありましたが、結果的に10名を超える意欲的なメンバーが集まってくださいました!
本当に嬉しく、心強く思っています。こうして、私たちの研究会は産声を上げることができました。
多様な専門職が集結!この連携がもたらす可能性
今回、特に素晴らしいと感じているのは、参加メンバーの職種の多様性です。
- 医師
- 薬剤師
- 看護師
- 管理栄養士
- 理学療法士
- 作業療法士
- 言語聴覚士
このように、リハビリテーション、栄養、薬剤、看護、医学的管理といった、患者さんのケアに直接関わる幅広い専門職の方々にご参加いただけることになりました。
それぞれの専門的な視点や知識、経験を持ち寄り、一つのテーブルで議論し、学び合う。この多職種連携こそが、リハ栄養・リハ薬剤の分野における課題解決や、新たな知見の創出、そして何よりも患者さんへのより良いアウトカムにつながる大きな可能性を秘めていると確信しています。
今後の活動に向けて:課題とツールの活用
さて、研究会は発足しましたが、これからが本番です。
管理者として、メンバーの皆様が活動しやすい環境を整えていく必要があります。
まず直面するであろう課題は、メンバー全員が同じ時間に集まることの難しさです。日々の業務や帰宅時間は職種によって様々であり、従来の集合型勉強会形式だけでは、参加が難しいメンバーが出てきてしまう可能性があります。
そこで、時間や場所の制約を受けにくい、ITツールを積極的に活用していくことを計画しています。
- Slack: まず、コミュニケーションの基盤として導入します。連絡事項の共有はもちろん、日々の疑問や気づき、情報交換などを気軽に行える場にしたいと考えています。
- Zoom: 定期的な勉強会は、オンライン形式(Zoom)を中心に開催することを検討しています。これにより、自宅からでも気軽に参加でき、移動時間の負担も軽減できます。録画機能を活用すれば、当日参加できなかったメンバーも後から学習することが可能です。
- OneNote (または類似の共有ノートツール): 勉強会の資料や議事録、共有したい文献情報などを集約し、メンバー全員がいつでもアクセスできるナレッジベースとして活用することを検討中です。
これらのツールを効果的に組み合わせることで、多忙なメンバーでも参加しやすく、活発な情報交換や議論ができる研究会運営を目指していきます。
目指すは活気ある研究会:今後の展望
発足したばかりの研究会ですが、目指すは、メンバー一人ひとりが主体的に関わり、互いに刺激し合いながら成長できる、活気あふれるコミュニティです。
今後は、オンライン勉強会での知識習得だけでなく、日々の臨床での疑問点を持ち寄り議論するケーススタディや、将来的には共同での研究活動などにも繋げていけたらと考えています。
多職種が集まるからこそ生まれる化学反応を大切に、リハ栄養・リハ薬剤の領域における知見を深め、それを日々の臨床実践に還元していく。そして、その成果が患者さんの笑顔につながる。そんな研究会に育てていきたいと、決意を新たにしています。
まとめ:未来への大きな一歩
リハ栄養・リハ薬剤 多職種合同勉強会・研究会の発足は、私にとって、そして参加してくださるメンバー、さらには当院の患者さんにとっても、未来に向けた大きな一歩であると信じています。
多様な専門性が融合することで、これまでにない新しい価値が生まれるはずです。
まだまだ手探りの状態ではありますが、メンバーの皆さんと力を合わせ、この研究会を実りあるものにしていきたいと考えております。
今後の活動にご期待ください!