皆さん、こんにちは!理学療法士のPTケイです。
日々の生活で、ついつい座りっぱなしになっていませんか?実は、その座りっぱなしの生活が、あなたの心に影を落としているかもしれません。
今回のブログでは、「えっ、歩くだけで心が元気になるの?」と驚くような、最新の研究結果をご紹介します!
驚きの研究結果!歩数とうつ病には深い関係があった!
2024年12月16日 アメリカ合衆国 JAMA Network Openは、成人の毎日の歩数とうつ病について体系的レビューとメタ分析を行いました。その結果、一般成人人口において、1 日の歩数が多いほどうつ症状が減ることを報告しました。

研究でわかったこと:ウォーキングとうつ症状・発症リスクの関係
この研究から、1日の歩数が多いほど、うつ症状が軽くなり、うつ病の発症リスクが低下することがわかりました。
1日の歩数 | うつ症状の変化 | うつ病発症リスクの変化 |
---|---|---|
5,000歩未満と比較して… | ||
10,000歩以上 | 26% 減少 | |
7,500〜9,999歩 | 27% 減少 | |
5,000〜7,499歩 | 17% 減少 | |
7,000歩未満と比較して… | ||
7,000歩以上 | 31% 低下 | |
1,000歩増加ごとに | 9% 低下(7000歩以上を歩いている人が対象) |
これらのデータから、歩けば歩くほど、心も体も健康になれる可能性が高いと言えるでしょう。
今日からできる!心の健康ウォーキングのススメ
この研究結果を踏まえて、今日からできる、心の健康ウォーキングを始めてみませんか?

まずは、今の歩数を知ろう!
スマートフォンやスマートウォッチ、歩数計などで、普段自分がどれくらい歩いているのかを把握しましょう。
- 目標歩数: 1日7,000歩以上を目標に!
- すでに7,000歩以上歩けている人は、さらに1,000歩プラスを目指しましょう!
- 普段あまり歩かない人は、まずは5,000歩を目指して、徐々に増やしていくのがオススメです。
ウォーキングの質も大切に
ただダラダラ歩くのではなく、少し早歩きを意識してみましょう。早歩きをすることで、心肺機能が高まり、より効果的にカロリーを消費できます。
また、景色を楽しんだり、音楽を聴いたりしながら、リラックスして歩くのも良いですね。ウォーキングは、ストレス解消にも効果的です。
日常生活に取り入れる工夫
ウォーキングを習慣化するためには、日常生活にうまく取り入れることが大切です。
- 通勤・通学時に一駅分歩く
- エレベーターやエスカレーターではなく、階段を使う
- 休憩時間に、少し散歩をする
- 近所のスーパーへ歩いて買い物
ウォーキングを続けるためのコツ
ウォーキングを長く続けるためには、無理なく、楽しく行うことが大切です。

- 目標を立てる:
- 「1日7,000歩歩く!」、「1週間で50,000歩歩く!」など、具体的な目標を立てることで、モチベーションを維持できます。
- 仲間を作る:
- 家族や友人と一緒にウォーキングをすることで、楽しく続けられます。ウォーキングイベントに参加するのも良いですね。
- 記録をつける:
- 歩数計やアプリを使って、毎日の歩数を記録することで、達成感を味わえます。SNSでウォーキング仲間と記録を共有するのもオススメです。
まとめ:歩いて、心も体もハッピーに!
今回の研究結果は、ウォーキングが私たちの心と体に、素晴らしい効果をもたらす可能性を示しています。
「最近、ちょっと気分が落ち込みがち…」 「運動不足が気になる…」
そんな方は、ぜひ今日からウォーキングを始めてみてください。
1日7,000歩を目標に、心も体も健康な毎日を目指しましょう!
参考文献:
- Bizo-Peroni, B., Diaz-Goñi, V., Jimenez-Lopez, E., Rodriguez-Gutierrez, E., Sequi-Dominguez, I., Nuñez-de-Arenas-Arroyo, S., … & Oehmen-Mesa, A. (2024). Daily step count and depression in adults: A systematic review and meta-analysis. JAMA Network Open, 7(12), e2451208.
健康・医学関連情報の注意喚起:
本記事は、うつ病に関する一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の医学的アドバイスを提供するものではありません。 うつ病などの診断や治療については、必ず医療従事者にご相談ください。