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高校生へ理学療法の良さを伝える【職場見学対応をした内容のまとめ】

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本日は、職場で高校生の職場見学の対応で1時間高校生へリハビリテーションについて話をしたり、治療デモをしたり、装具やドライブシュミレーターの体験などの対応をさせていただきました。あっという間の1時間で楽しかったです。今回は、対応の中で感じた高校生の反応や高校生が知りたがっていたことについてブログに整理しておきたいと思います。

今回の記事はこんな方向けです。

  • 理学療法、作業療法、言語聴覚療法について知りたい高校生
  • 理学療法士になるためにはどうすればよいか大まかに知りたい
  • 高校での選択科目で物理か生物のどちらを取るとよいか知りたい
  • 理学療法士の国家試験が難しいのかどうか気になる

以上のような疑問に答えていきたいと思います。

目次

職場見学をした高校生について

今回、職場見学をしていただいたのは高校一年生で、なかにはすでにリハビリについて興味を持っていて、就職も考えている方もいました。早くから、進路について考えてある程度的を絞れていることに驚きを感じましたが、同時に、リハビリ専門職の良さはどんなところにあるのかしっかり伝えたいと思い、対応しました。

本日の流れは15分程度、当院のリハビリについての説明と、リハ専門職についてどういった役割があるのかを説明しました。その後、15分くらい質疑応答し、15分装具の着用体験とリハビリの効果を体験してもらい、最後にドライブシュミレーターを実際に行いました。

リハビリの説明と専門職の内容を説明

ここでは、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士はどういった職業なのかを説明しました。理学療法士と作業療法士は、仕事上重なっている部分もあり、区分がはっきりしているわけではありませんが、私なりに理学療法士と作業療法士の違いについて、以下のポイントをお伝えしました。

  • 理学療法士は足、作業療法士は手のリハビリをするといった分け方ではないこと
  • 基本動作と応用動作の内容から理学療法士は足、作業療法士は手に対して介入することが多いが、理学療法士も手に対して介入するし、作業療法士も足に対して介入することがあること

高校生にとっては、基本動作や応用動作が何を指しているのかもわかりにくいと思い、それらについても簡単に伝えました。

  • 基本動作は、寝返り、起き上がり、車椅子への乗り移り、歩く、階段など
  • 応用動作は、洗濯をする、掃除、家事動作など

ただ、このへんは高校一年生にとって重要な話ではないと思うので簡単にイメージできればOKと考えて伝えました。

言語聴覚士については、発話の練習や嚥下の練習をするといったところを簡単に説明して対応しました。

その後、理学療法士になるためにはどうすればよいのか簡単に伝えておきました。ポイントは以下の通りです。

  • 理学療法士になるには、高校卒業後、理学療法専攻、理学療法学科などの理学療法の資格を取れる学科がある大学もしくは専門学校に入学する必要がある。
  • 大学、専門学校はほぼ4年制が多いが、3年制もある。取るべき単位はそれほど変わらないため、3年生の方が単位が凝縮されており、4年制では理学療法以外に文学や経済学などを選択科目として選べるところもある。
  • 大学、専門学校では、単位取得のために臨床実習を経験する必要があり、実習に合格することが必要になる
  • 単位取得により国家試験を受験することが可能となる
  • 国家試験に合格すると理学療法士の資格を取ることができる

質疑応答

ここで、高校生からの質問タイムになりました。事前に考えてきてくれたのだと思いますが、それに加えて追加で質問してくれたようなので、質問しやすい雰囲気は作れていたのかなと思います。

質問①:国家試験は難しいですか?

A:合格率は80%前後だったと思うので比較的難しい試験ではないと言えると思います。ただし、試験範囲は広く、理学療法でも精神、心理などの分野が含まれたりします。努力すれば資格を取ることは可能な試験であると思います。

質問②:仕事をしていてやりがいを感じるのはどういったときですか?

A:私の場合は、自分のやってきた知識や技術を使って、リハビリのときにその効果が現れたときに感じると答えました。また、その際に、患者さんが喜んでくれたり、笑顔になってくれるときは本当にやりがいのある仕事だと感じます。

特に他の仕事よりやりがいを感じやすい点として、患者さんに直接話したりリハビリをしたりすることで、1対1での対応ができる点があります。患者さんとより関係性を気づきやすく、喜びを共有しやすい点があるので、そういった面はやりがいを特に感じやすい点なのかと思います。工場で仕事をしていて、作った商品を使う人が喜んでくれることはあると思いますが、工場で働いていると喜びを共有しにくく、使った人が喜んでくれる実感はやや得られにくいと思いますが、その点理学療法士はやりがいを感じやすいと思います。

質問③:高校2年で選択科目があります。生物と物理のどちらをとったらいいでしょうか。

A:理学療法士になるためには、大学受験の受験科目として学校によって違うにしても基本的にはどちらも必須というわけではありません。また、理学療法士になるにあたって、高校でどちらを選択していても、大学で再度学ぶことが可能ですので、高校でかならずこっちを選ばなければいけないということもありません。その上で私の経験上、物理の方が理学療法士としては役立つと思います。物理学は、力学や熱力学の知識やバイオメカニクスなどとの関係も多く、実際の介入の中で物理学の考えや原理を利用しているところが多いので役に立ちます。生物学を選んでも遺伝子など生理学につながる点もあると思いますので、生物学を選んでも損はないと思います。

質問④:患者さんとコミュニケーションを取る上で大変だと感じるときはどんなときですか?

A:これは、私が理学療法士を目指す上であまり話すことが得意ではなかったので、心配だったところです。なので、そこは伝えておこうと思い話したら、その後この質問がありました。患者さんはいろいろな方がいるという前提のもと、患者さんからお話をしてくれる人も多いことを伝えました。大変なときというと、コミュニケーションが障害されている方の話をさせていただきました。脳卒中などの障害の影響により、言語に関連する領域が傷害されると、思ったように話したり、思っていることを伝えたり、相手の言っていることを理解することが難しい方がいます。こちらの対応としては、正解はないと思いますが、患者さんになるべくストレスを与えず、なるべく理解して上がられるように務める必要があります。その人の伝えるときの身振り手振り、表情、感情表現などを汲み取り、傾向を掴んで、対応するときは大変というか簡単なことではないと思います。

装具体験・リハビリ体験

脳卒中のリハビリで用いられる短下肢装具を紹介しました。短下肢装具について説明し、実際に装着し階段昇降をおこなってもらいました。ふらついている高校生もいたので、2足1段での昇降方法について説明し実際にやってもらいリハビリの体験をしてもらいました。写真に撮って学校に持ち帰ってもらうことになりました。

また、並進バランステストのデモを行いました。実際に、アクセスポイントと減衰ポイントを触れるだけで、パフォーマンスが変化することを実感してもらいました。リハビリの内容の多面性と面白さを伝えられたらいいかなと思いました。

ドライブシュミレーター

患者さんの中には障害により、運転にも影響がでる方がいます。そういった方の運転復帰に対する支援を当院では行っており、ドライブシュミレーターなどを用いて練習をしています。実際に高校生にやってみてもらいましたが、高校生なので運転はしたことがないので、すぐに事故ってしまい、あまりうまく行かなかった感がありましたが、結構盛り上がりましたwww

高校生をみて思ったこと

高校生の子たちは、真剣に話を聞いてくれ、話をよく聞いてくれていたので、嬉しかったです。私も、真剣に話をする中で、自分の高校生のときにしれたら良かったなと思うような情報をなるべく選んで伝えたいと思い、話をさせていただきました。日々の臨床業務が6~9割ある私達理学療法士の仕事の中では、こういった高校生との関わりは割と貴重で、こちらもいい体験をさせていただくことができました。同時に改めて理学療法士の仕事のやりがいがどこにあるのかを再確認することもでき、改めて良い仕事なのだと思いました。これからも、初心を忘れず患者様に貢献できる理学療法士を実現していきたいと思いました。

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