今回は、かたづけ思考の本から学んだことを整理していきます。片づけには、整理と整頓があり、その考え方をベースにして生まれたのがかたづけ思考であるということは、以前記事にさせていただいています。実践的に考えると、この考え方を習得するために、かたづけのステージを理解しておく必要があります。今回は、かたづけのステージを理解して、いかに実践していくかを考えていきましょう。
今回の記事は以下のような方に向けて書いています。
- かたづけ思考を実践していきたい
- かたづけの本を読んだけど、家はまだ片付いていない
- 片付けをどう実践していけばよいか知りたい
片付け思考を身につけるための3つのステージを理解しよう
かたづけの基本的なステージになります。このステージでは、まずモノをかたづけましょうということから始めることを推奨しています。
モノをかたづけると聞くと、一般的な普通のかたづけと同じ印象ですね。
残り2つの片付けがありますが、一番最初に実施していきたい片付けは、モノをかたづけることで環境を整えることです。
私の場合は、自宅であれば、デスク周り、棚、引き出し、クローゼットといった自分の部屋のかたづけ。職場であれば、同じように、デスク周り、引き出し、机の下、ロッカーなどです。これらの作業スペースを整え、理想的な環境に近づけていきましょう。
ステージ1では、周辺のモノから片づけて環境を整える(モノを整理して、整頓し終えるところまで)
モノを減らし、環境を整え、一通り使いやすい状態を作ることができたなら、普通なら片づけ完了しました!と声高らかに言いたいところです。しかし、本の中では、ステージ1が完了した時点のことを、マイナスをゼロにした状態と表現しています。
えーーーー。これで終わりじゃないんだと思いました。
ステージがあると聞いて読んでいましたが、ステージ1の内容を分けて最終的に片付けが完了しました!というような内容かと思っていましたが、そうではありせんでした。より、広い視野で考えていきましょう。
話を戻しますが、ステージ2では、むしろここからがスタートであると、新しいマインドで挑みます。デスク周りを考えても、日々新しいものがどんどん増えて聞きます。書類や配布物、もらったものなど、いろいろなものが手元に届いたり、自分で作成したりしています。
こういった状況下で、ステージ1に作り上げた環境を維持できる仕組みがあるかどうかが鍵となります。
ステージ2では、ステージ1の状態を維持するための仕組みを作る(型を身につける=型づけ)、型=習慣のような意味合いで、つまり環境を維持する習慣を身につけようということです。
では、どのように仕組みをつくるのでしょうか。具体的に考えています。
例えば、習慣化したい内容として、「家に帰ってきたら、玄関の下駄箱の上にあるいれものに鍵を入れる」だとします。
五感に訴えるためには、玄関にいれものをおいたことで、ここに入れるのだという的ができますので、置く場所が規定されます。これは視覚的に、鍵をどこに置くかに関わります。
鍵を置いたとに、入れ物に入れたとき音がなります。チャリンといれることで、いつもここに入れていることが聴覚から刺激されます。こういった、視覚聴覚の感覚が毎日入力されることで、習慣化が促進されると述べられています。
環境を整え、環境が維持できる習慣も獲得されて、後は何があるのでしょうか?
正直、読む前は想像できないところでした。
方づけと言うそうですが、見たことのないかたづけです。
片付けを進めていくと、なぜ今まで片づけなかったのか、その原因となる”詰まり”とその裏にある”こだわり”に気づくことができます。つまり、誰もが、モノやコトを滞らせる古いこだわりをもっているということです。
かたづけをすすめる中で、自分自身の考え方が変わっていく部分が方づけのようです。
モノでいえば、今自分にとって大切なモノはなにか、コトでいえば、これからどんなふうにしていきたいかなどに意識が向き、自分の目指したい生き方やワークスタイルなど新たな目標が見えてくるというわけです。
ステージ3は、古いこだわりを手放し、生き方を変える。生き方づけという段階です。
かたづけ思考を踏まえる上で重要な3つのステージ
片付けをしていくことで自分の成長につながるという点が挙げられます。
考えが変わることで、より高いレベルでステージ1とステージ2を行うことで、再度スタージ3が変わるというような好循環を生むことがかたづけ思考の重要なポイントであるといえます。
ステージ1:モノやコトの片づけ
ステージ2:習慣化を目指す型づけ
ステージ3:生き方を決める方づけ
3つの片付けのサイクルを回すことで、かたづけ思考が身につき、機能し、磨かれていく。どれか人付がかけでも片付け思考は習得できません。と本の中でも言われています。
ぜひ、このサイクルをまずは1回回していき、かたづけ思考を身に着けましょう。