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予後予測としての失禁に関する文献を読んだ

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入院時に失禁がある患者の予後予測

今回読んだ文献では、脳血管障害発症ケースを対象にしており、116例中の64%で入院時に失禁がありました。

入院時、3か月後、6か月後でバーサルインデックス(BI)の失禁項目以外(満点を80点として)の点数の推移を比較していました。

失禁は、6か月後の得点は、失禁群と非失禁群を比較すると、質筋群の方が優位に低得点でした。

ここで、入院時に失禁があるケースの方が、6か月後まで比較するとBIの値は低く出るようです。

この点から、予後予測として入院時の失禁の有無を確認しておくことが役立つ場合があるという可能性を示唆していると思います。

入院中に失禁が消失する場合

失禁は予後が良好なケースで消失することが分かっています。

そのため、入院中の経過を踏まえながら予後予測について考えることが必要と考察されていました。

失禁の有無を予後予測に組み込むことでいろいろな視点からゴールの予測精度を高めていくことは重要なことと思います。

すこし、古い文献なので、より新しいエビデンスが分かっているかもしれませんので、今後も文献調査をしていきたいと思います。

予後予測因子としての失禁に関する妥当性の検討 (jst.go.jp)

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