現代社会では、様々なストレスを受ける環境がありますよね。
私自身メンタルヘルスを崩してしまい、職業訓練施設リワークを利用した経験があります。その中で、色々な方々の悩みや解決法について学んできました。そんな私が、今回は本当に疲れてしまったとき(仕事やストレスでヘトヘトになったとき)の最終手段を紹介していきたいと思います。
【結論】本当に疲れてしまった時は家で寝るのが一番

これを正当化できるかどうかということも含めて重要
だと思っています。
【理由1】自律神経に負荷をかけると脳が疲労のサインを身体に出す
疲れの原因は脳であると言われています。
脳には、自律神経の中枢(前帯状回と視床下部)があります。
自律神経を使いすぎることによって、身体にあらゆるサインとしてあらわれているのです。
例えば、倦怠感、頭痛、疲労感、眼精疲労、だるいなどです。



私の場合は、上記に加え、足が腫れる、目の痛み、、起きていることが辛いなどがあります。
自律神経は生きるための機能(呼吸、体温、血流、消化、吸収、心拍数など)を自動調整しています。
なので、あらゆる活動を行ったら、行っただけ自律神経を使います。
自律神経の疲労は、足し算として考えるとよいと言われています。1)


この図のように、運動で50疲れ、入浴で50疲れ、旅行で100疲れ・・・・など全ての行動にある程度の疲労が発生します。そしてそれらの疲労を足し算として考えていくイメージです。(数値に意味はありませんがイメージとして記載)
入浴や運動はリフレッシュにはなりますが、自律神経の観点から考えると、体温調節や心拍数として負荷がかかるので、逆に疲れをプラスしてしまうということになりますので、長時間の入浴や温泉に行く、運動の負荷量などに注意が必要です。
これらのことから、行動した際に自律神経に負荷をかけてしまうような行動を取っていくことで疲労をしてしまうということを踏まえると、家で寝ることの良さが見えてくると思います。
【理由2】脳の疲労を解消するためには落ち着く場所、つまり自宅が一番!
緊張感を感じると、心拍数が上がったり、体に力が入ったりすることを実感することはありませんか?
自宅で一人になっている時と電車の中に乗っている状態では緊張感に違いがあるのはなんとなくわかるかと思います。
自律神経には、交感神経と副交感神経があり、脳の疲労を取るためには、副交感神経優位になることが大切です。
交感神経は、緊張しているときに高まりやすく、副交感神経は、リラックスしているときに高まるイメージです。
最も自分にとって安心して居られるような環境、つまり、自宅でゆっくりと過ごすことができると、自律神経を休ませてあげることができ自宅でもう一人で安心して居られます。
自宅では落ち着かない(一人で安心できない)方は、カフェや自分の好きな場所を選ぶ方が良い場合もあります。自分にあった場所があれば、自宅以外でもゆっくりできるところで良いと思います。



つまり、副交感神経が優位になり、心理的にリラックスできる環境として、多くの人にとって自宅が最適だと考えています。
【理由3】過剰な疲労はネガティブな思考に陥りやすいので、寝てしまう方が良い
今回は、あくまで本当に疲れてしまったときのことを考えています。
そういったときは、メンタルヘルス的にはネガティブな感情になりやすいので注意が必要です。
これは脳のデフォルトモードネットワークが影響しており、何もしていなくても自動的に、何かしら頭の中で考えてしまう状態のときに働いているものです。
通常、脳の情報整理などで使われるのですが、ストレスが多かったり、うつっぽくなってしまうような方は、ネガティブな感情を増幅する方向になりやすいのです。
疲れてるは疲れているほどネガティブな考えになりやすく、自分を責めてしまったり、辛かったことを思い出したりしてしまうことがあると思います。こういったデフォルトモードネットワークによる自動思考が生まれてしまう場合はいっそう、もう寝てしまう方が楽だと思っています。



昼寝に関して、私の認識では、午後2時以降はしない方が良い+30分以内で行うことがよいと心得ています。なので、可能であれば夜間に寝る時間を伸ばすほうが良いのですが、本当に疲れているときは一日寝てても良いと思います。そこから回復できたら、規則正しく生活できる方が良いのは間違いありません。


本当に疲れているときは寝てしまって良いと考え、罪悪感を感じる必要もないと思っています。
ここで寝てしまって一日無駄にしてしまったと考えてしまうと、またつらい思いになってしまうので、割り切ってしっかりと回復できてよかったと思えるとより効果的だと思います。
【まとめ】ヘトヘトになったら無理せず自宅で寝ましょう
心身が限界でへとへとであれば、自宅で寝たほうが良い理由は、
- 無理に行動しないで休むべし
- リラックスできる環境(自宅)で過ごすべし
- 余計なことを考えず寝るべし
そして、できれば夜寝る時間を増やすことが望ましいが、本当に疲れているなら昼寝をたくさんとってもOKと考えています。
その際に、最も重要なのは昼寝をしたことを正当化して回復できてよかったと考えることです。



私は、軽度の睡眠時無呼吸症候群とうつ病の影響で、うつ状態が強く出ているときは、いくら夜に寝る時間を増やしても回復できず、昼寝をたくさんしていることがありました。なんとか昼寝をしないで過ごせるようになろうと頑張るのではなく、最終的には昼寝を正当化し、自分を労ってあげることが大切だと気づきました。なので、今回は、このような記事を書かせていただきました。
今回は、本当に疲れてしまった場合について記事にさせていただきました。理想的には、ここまでの状況にならないことが望ましく、規則正しい生活習慣と夜にしっかり睡眠が取れることが理想です。あと、スマホの過剰な使用にも気をつけてくださいね!
【おまけ】
理想的には一日の疲れを一日の中でとるということがベストです。
まずは生活習慣の改善を図っていくことが、とても大切なことだと思います。
このブログは今後、疲労回復やメンタルヘルスに良いこと、健康になれる方法などについて発信して行きたいと思っていますので、今後ともよろしくお願いします。