目次
はじめに
新人A
失行症って学校で習いましたが、しばらく関わっていなかったので忘れてしまいました。
それでは、本日は観念運動失行と観念失行について一緒に復習していきましょう。
観念運動失行(IMA)と観念失行(IA)
- 観念運動失行:社会的慣習動作の障害
- 観念失行:日常物品の使用障害
失行の病巣
- IMAは左半球損傷例の41%に認める
- 前方:運動前野・中前頭回腹側・白質含む
- 後方:上頭頂小葉・角回・縁上回
失行の評価
失行症における行為
- 自動詞的運動(社会的習慣動作)
- 他動詞的運動(道具使用のパントマイム)
行為の誤りの分類
- 当惑
- 拙劣
- 省略
- 誤配置
- 誤用
- 誤順序
道具使用エラーへの介入
- 原則:errorless learningとする
- 系列動作の混乱→道具数を減らす
- 道具の動かし方の誤り→誘導する
- 道具に働きかける位置の誤り→正しい位置に誘導する
- Toolとobjectの関係を誤る→系列行為に顕著となる。その誤り方に応じて対応する。
最後に
失行症おける重要なキーワードの整理が中心だったと思います。詳しくは書籍や文献等の学習を中心に行っていただくと良いと思います。当ブログおすすめの脳卒中書籍のリンクを張っておきます。
脳卒中理学療法の理論と技術 第3版