こんばんは。
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さて、
今日は昨日に引き続き診療ガイドラインの対策です。
背部痛は一応認定理学療法士試験の指定研修の資料に乗っています。それはつまり、共通問題の範囲でもあるわけですね。
共通問題の資料に乗っている程度のレベルでよいと思いますので乗っている情報を押さえておきます。
今回は背部痛です。ただし、資料の方がわかりやすいのでここでは要点を押さえます。
①背部痛の評価指標の推奨グレード
以下、推奨グレードA
・リスクファクター
(頸部痛は日常的なサイクリング、日常的な運動は予後に無縁、心理社会的要因が最重要リスク)
(腰痛では心理社会的要因として職場での社会サポート不足、人間関係のストレス、仕事に対する満足度が低いこと、受動的なコーピング、痛みの認知、恐怖ー回避、抑うつ、不安、苦悩、情動などがあげられる)
・疼痛誘発検査(頸部痛や腰背部痛の評価手法として最も信頼性が高い)
・疼痛強度評価(※すべてA)
1)視覚的アナログスケール(VAS)
2)数値的評価スケール(NRS)
3)語句評価スケール(verbal rating scale:VRS)
4)フェイススケール
・質問票(SF-MPQ、NDI、NPAD、CNFDS、RDQ、ODI、JOABPEQ)
※MPQとNPQのみ推奨グレードB、JOAスコアのみ推奨グレードC
〇疼痛性質に関する評価
・SF-MPQ:簡易版マクギル疼痛質問票
・MPQ:マクギル疼痛質問票(推奨グレードB)
〇頸部痛
・NDI:neck disability index
・NPAD:neck pain and disability scale
・CNFDS:Copenhagen neck functional disability scale
・NPQ:North Park neck pain questionnaire(推奨グレードB)
〇腰痛
・RDQ:ローランド・モリス障害質問票
・ODI:オズウェズトリー障害質問票
・JOABPEQ:日本整形外科学会腰痛評価質問票
・JOAスコア:日本整形外科学会腰痛疾患治療成績判定基準(推奨グレードC)
・包括的評価(SF-36、SIP、DRI、FRI)
・SF-36
・SIP:sickness impact profile
・DRI:disability rating index
・FRI:functional rating index
②背部痛の治療介入の推奨グレード
以下、推奨グレードA
・エアロビックエクササイズ、フィットネス
・温熱療法
・光線療法、レーザー療法(頸部痛は推奨グレードA、腰痛は推奨グレードB)
・TENS(頸部痛は推奨グレードA、※腰痛は推奨グレードD)
・PENS(経皮的電気神経刺激法)(腰痛のみ推奨グレードA、頸部痛は記載なし)
・集団的、学際的リハ
・認知行動療法、行動療法
・教育的アプローチ
・活動継続
以下、推奨グレードD
・寒冷療法
・超短波療法、短波ジアテルミー
・治療的超音波
・牽引療法
・安静
・運動制限
・腰椎支持装具
考察
背部痛の資料を見ると、Aは赤字、Dは青字になっているので少なくともそのあたりは押さえておく必要があると思いました。質問票は量が多く内容まで把握するのが大変ですが、一応どういうものかを抑えておいた方がよいですよね。
一応当ブログ記事は、認定必須研修の資料を見たうえで、あとからガイドラインの内容を追加しています。