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⑥肩関節周囲炎の3つの病期別リハビリの進め方

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はじめに

新人A

肩関節周囲炎のリハビリが少しわかってきました!前回の内容で病期別で対応が異なるとのことでしたが、一体どういう違いがあるのでしょうか。

澁澤

肩関節周囲炎の病気別のリハビリの進め方について、一緒に確認していきましょうか!

肩関節の病期

凍結進行期(painful freezing phase):2.5~9か月

明確な誘因のない疼痛(安静時痛、夜間時痛の増悪がしやすい)と関節可動域制限が出現します。

理学療法の対応としては、疼痛が強い時期であるため、愛護的な関節可動域練習ポジショニング代償方法の検討(疼痛が生じない動作)が必要です。

  • 関節可動域制限では防御性収縮を極力抑え、抵抗が強い場合は自動介助や自動運動にて実施することが望ましいです。
  • 肩甲骨面での運動で30~45度範囲で開始するとよいです。
  • 代償動作では、健側を中心に行うことや手順をかえるなどの検討が必要です。
  • 隣接関節の可動域増大を図ることも重要です。

凍結完成期(frozen phase):4~12か月

凍結進行期と比べ疼痛の軽減が認められ、主に関節可動域の最終域のみになる場合が多いです。

理学療法の対応としては、関節可動域制限が全方向で残存し、特に外旋で強く認められる傾向がある点です。

  • 疼痛が軽減しているため、凍結進行期とは異なり、積極的な伸張により可動域の改善を図る必要あります。

寛解期(Thawing phase):12~48か月

Thawingはゾーイングと読み、溶けるという意味です。

この時期になるとリハビリはすでに終了しており、関節可動域も改善してきます。

考察

肩関節周囲炎では、病気ごとに対応が異なるわけですが、病期の進行についてはかなり長期に及ぶことが想定されます。理学療法の実施期間は凍結進行期がメインであり、凍結完成期も対応することがあると思います。そう考えると、その後寛解期までの間改善の見込みを残していることを考え、自主練習やセルフケアでの指導をしっかり行いデイリーコントロールを行えるようにしていくことが重要になると思います。

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