目次
はじめに
新人A
腱板損傷で手術をされない方がいますが、手術していない場合リハビリはどう進めていくのが良いでしょうか?
なるほど!そしたら、今日は腱板損傷の保存療法の場合のリハビリの進め方について簡単に整理して見ていきましょうか!
保存療法について
基本的には自然修復は期待できない。
無症候性と有症候性がある
筋力回復はあまり期待できない
損傷が修復せず、疼痛の軽減を認めているので、筋力は疼痛のなくなった分は発揮しやすくなるかもしれませんが、損傷が残っているので筋力の改善は図りにくいことあります。
リハビリの治療方針
基本的に損傷は残存しているため、腱板への物理的刺激の軽減が重要になります。
- 肩峰下インピンジメントを防ぐため、外旋運動の獲得を目指す
- 下垂位での外旋運動を行うことでインピンジメントされずに運動を行う
- 表層の大きい筋肉(三角筋など)の活動をに抑制した肢位で、腱板筋の運動を行う
- 関節内インピンジメントの対策として、代償運動を他の部位(肩甲骨など)で行うことが重要
- 拘縮があれば優先的に治療を行い、棘上筋の選択的な運動は避ける
考察
インピンジメント予防の介入は行い、損傷部の選択的な運動は行わないところがポイントになります。