目次
はじめに
新人A
臨床し始めて大腿骨頸部骨折の患者さんを増えましたが、人工関節について正直どういうものかよくわかっていないのですが・・・
人工関節がどういうものか学校では詳しく教えてもらう機会は少ないですよね。まずは大腿骨頸部骨折の分類を振り返り、人工関節を中心に復習していきましょう。
大腿骨頸部骨折の分類(Garden分類)
stege | 1 | 2 | 3 | 4 |
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型 | 非転位型 | 非転位型 | 転位型 | 転位型 |
検査者により結果がずれやすいため、簡単に非転位型と転位型に分ける事があります。
人工股関節(THA)
THA開発の歴史
昔は様々なタイプがあったようですが、現在はある程度方が決まっており、チャンレー型などが普及しています。
人工骨頭の摺動面
- 人工関節では骨頭とそれを覆うカップがあります。
- 素材はメタル、高架橋ポリエチレン、セラミックなどが使われています。
- 現在の主流は、メタルon高架橋ポリエチレンの組み合わせです。(骨頭がメタルでカップがセラミック)
- ショートステム化:ステムとは大腿骨骨幹部近位から骨頭までの部分。小さい方が、侵襲が少なくて済む。
- 骨頭径を大きくする:大きい方が脱臼しにくい。しかし、関節可動時の摩擦がやや増える。
- navigationシステム:手術前にコンピュータで手術の計画を立て、実際の手術時にも切除のめあすを提示するシステム
考察
リハビリの分野よりも医師が手術する際に重要になるような内容が多いかもしれませんね。しかし、手術について知っておくことは重要で人工関節にかかるストレスについて考えたり、患者さんへのアドバイスを行う上では重要な内容になると思います。