こんばんは。今年も残すところ、あとわずかですね。大掃除ならぬ「中掃除」を終え、部屋がある程度片付くと、次は「頭の中の大掃除」もしたくなってきませんか?
まさに今、私は年末年始のまとまった休みを利用して、「年次レビュー」を計画しています。これは単なる反省会ではなく、未来の自分への投資であり、理想の未来を引き寄せるための作戦会議です。
今回は、私が計画している年次レビューのプロセスを共有しながら、皆さんが自身の振り返りと目標設定を行う際のヒントを探ります。特に、目標達成に向けて試行錯誤している(であろう)2017年当時の自分自身にも、改めて伝えたい内容です。
なぜ「年次レビュー」が重要なのか?
忙しい年末に、わざわざ時間を取ってレビュー?と思うかもしれません。しかし、立ち止まって現在地を確認し、進むべき方向を定めることは、羅針盤を持たずに航海に出るようなものです。
- 現在地の正確な把握: 感情に流されず、客観的に1年を評価することで、成長できた点、課題、そして繰り返しているパターンが見えてきます。
- 進むべき方向の明確化: 「なんとなく」過ごすのではなく、「こうなりたい」「これを達成したい」という意志を持って新年を迎えるための指針となります。
- 行動へのモチベーション向上: 具体的で達成可能な目標を設定することで、漠然とした不安が具体的な行動計画へと変わり、モチベーションが高まります。
- 「ブレない自分軸」の確立: 自分の価値観やミッション(使命)を見つめ直すことで、日々の選択に一貫性が生まれ、外部の状況に振り回されにくくなります。(私自身、ブレやすい人間なので、これは特に重要だと感じています!)
私が計画する「1.5日集中レビュー」の骨子
まとまった時間が取れたので、今回は少し本気で、以下のステップで進めようと考えています。皆さんのレビューの参考になれば幸いです。
【Day 1: 振り返りと未来構想】
- 午前:2017年の徹底レビュー
- 出来事の棚卸し: 手帳や記録を見返し、仕事、学習、プライベートでの主な出来事、達成したこと、失敗したこと、感情が動いたことを書き出す。
- 客観的評価: それぞれの出来事から何を学んだか? どこが改善できたか? 課題は何か? を冷静に分析する。
- 午後:未来への視野拡大 (GTD垂直思考の活用)
- 数年後の理想像: 今の延長線上だけでなく、「数年後、どんな自分になっていたいか?」という少し先の未来を自由に描いてみる。キャリア(認定資格など)、プライベート、学びたいことなど。
- 価値観・ミッションの再確認: 自分にとって本当に大切なことは何か? 人生で何を成し遂げたいか? ミッションステートメントを見直し、更新する。
- 2018年に向けたブレインストーミング (GTD 5ステップ – 収集): 来年やりたいこと、やるべきこと、気になることを、制限なく全て書き出す(収集)。
【Day 2: 具体的な計画への落とし込み】
- 午前:目標設定と年間計画
- 目標の具体化 (GTD 5ステップ – 明確化・整理): 書き出したリストの中から、ミッションや価値観に沿った重要項目を選び出し、「SMARTの法則」などを参考に具体的で測定可能な目標に落とし込む(明確化)。それらをプロジェクトやカテゴリーごとに整理する。
- 年間スケジュールの俯瞰: 2018年のカレンダーを広げ、試験、学会、旅行など、決まっている大きなイベントや目標達成のためのマイルストーン、計画的な休暇希望などを書き込む。
- 短期計画への展開: 年間目標から逆算し、今後数ヶ月(特に1〜3月)で取り組むべき具体的なアクションプランを作成する。
「一点集中型」の自分と向き合う
レビューを通して、自分の特性にも気づかされます。私は割と「一点集中型」で、一度決めたことには深く没頭する反面、それ以外のことに目が向かなくなったり、未経験なことが多かったりするのかもしれません。
年次レビューは、こうした自分の特性を客観的に見つめ、バランスを取るための機会でもあります。専門分野(理学療法)を深める目標(認定試験合格!)はもちろん重要ですが、それ以外にも「やってみたいこと」「知らなかった世界」に目を向け、意識的に計画に組み込むことで、より豊かな人生に繋がるのではないかと考えています。
まとめ:未来は「計画」で引き寄せられる
1日半でどこまでできるかは未知数ですが、まずは「やってみる」ことが大切です。このレビューを通して頭の中を整理し、クリアな気持ちで新年をスタートしたいと思っています。
皆さんも、たとえ数時間でも、今年を振り返り、来年に思いを馳せる時間を作ってみてはいかがでしょうか。それはきっと、忙しい日々の中で見失いがちな「自分自身との対話」の時間となり、より充実した未来への第一歩となるはずです。
さあ、残りの勤務も気を引き締めて、良い年を迎えましょう!