近年、スマートフォンの使いすぎによる脳疲労が問題視されています。
ブルーライトの影響や過剰な情報量により、脳は常に負担を強いられ、疲労や集中力の低下を引き起こします。
さらに、スマートフォンを使用する際に放出されるドーパミンは、依存性を高め、「ドーパミン漬け」の状態を招く可能性も指摘されています。
このような状況下で、デジタルデトックスの重要性が高まっています。
そして、その有効な手段として、私はスマートウォッチの活用を提案します。
スマートウォッチがデジタルデトックスを促進する理由

スマートウォッチの最大の利点は、スマートフォンを開かなくても、メールやLINEなどの通知を受け取れることです。
これにより、重要な連絡を見逃す心配がなくなり、安心してスマートフォンをバッグの中にしまっておけます。
さらに、カレンダーアプリやタスク管理アプリもスマートウォッチ上で確認できるため、日々のスケジュールやタスクを把握するために、わざわざスマートフォンを取り出す必要がありません。
この「スマートフォンを見なくても必要な情報にアクセスできる安心感」こそが、デジタルデトックスを大きく前進させるのです。
スマートフォンを見る理由が減れば、無意識に触ってしまう時間も減少し、結果的にデジタルデバイスとの健全な距離感を保てるようになります。
もちろん、スマートウォッチだけでは、無意識にSNSやスマホゲーム、ブラウザなどを開いてしまうといった、特定のWebサイトやアプリへの依存を完全に断ち切ることは難しいかもしれません。
しかし、通知確認のためにスマートフォンを開き、ついでに他のアプリも見てしまうというリスクは大幅に軽減できます。
スマートウォッチは「スマホを使う主導権」を取り戻すツール
デジタルデトックスで重要なのは、「自分がスマートフォンを使う主導権を握る」ことです。
無意識にスマートフォンを触るのではなく、必要な時に、必要な目的のために、意識的に活用する。
この状態こそが、スマートフォンを真に便利なツールとして使いこなしていると言えるでしょう。
一方、無意識にスマートフォンを開き、時間や情報を浪費してしまうのは、スマートフォンに「使われている」状態であり、健全とは言えません。
スマートウォッチは健康管理もサポート
スマートウォッチは、デジタルデトックスだけでなく、健康管理ツールとしても非常に優れています。
毎日の歩数計測、活動量、睡眠はもちろん、Galaxy Watchであれば体組成測定(体重は別で測定が必要)も可能です。
さらに、筋力トレーニングなどの運動記録をルーティンとして記録し、日々の進捗を確認することもできます。
私のスマートウォッチ遍歴:Galaxy Watch 4 ClassicからGalaxy Watch 7へ
私は、長年Galaxy Watch 4 Classicを愛用してきました。
そして、その経験を踏まえ、今回Galaxy Watch 7へとアップグレードしました。
ここからは、両モデルの比較と、私がGalaxy Watch 7を選んだ理由を、具体的に解説していきます。

Galaxy Watch 4 Classicを2台持ちしていた理由
高性能なスマートウォッチは多機能である一方、バッテリー持ちが悪いというデメリットがあります。
Apple WatchやGalaxy Watchも例外ではなく、現状では1〜2日程度のバッテリー持ちが一般的です。
私は、デジタルデトックスを徹底するため、スマートフォンの一部機能をスマートウォッチに移行させたいと考えています。
LINEのメッセージ確認や返信、カレンダーのタスク確認、育児記録アプリの利用など、これらをスマートウォッチで行うことで、スマートフォンを開く頻度を減らせます。
しかし、これらの機能を活用するには、アプリをインストールできる高性能なスマートウォッチが必要になります。
また、私はGalaxy S22を使用しているため、Galaxy Watchとの親和性が高いことも、選択の理由となりました。
バッテリー問題については、Galaxy Watch 4 Classicを2台持ちすることで解決しました。
日中は常時表示モード(Always On Display)で使用し、夜間は睡眠記録のために装着するため、充電のタイミングがありません。
そこで、2台を使い分け、日中と夜間で交互に充電することで、24時間常にスマートウォッチを装着できる体制を整えました。
この方法は、バッテリー残量を気にせず、常に100%の状態でスマートウォッチを使えるため、非常に快適です。
また、同じ端末なので違和感がなく、情報はスマートフォンを介して即座に同期されます。
Galaxy Watch 4 Classicのメリットとデメリット

メリット
- 優れたデザイン: 特に物理的な回転ベゼルは、操作性とデザイン性を両立しており、所有欲を満たしてくれました。
- ソフトウェアアップデート: アップデートにより、カスタマイズされたトレーニングやエナジースコアなどの最新機能も利用可能になりました。
- 2台持ちによるシームレスな情報同期: 片方の端末で得た情報をスマートフォンに同期し、もう片方の端末に切り替えると、すぐに同じ情報が反映される点は、非常に便利でした。
デメリット
- バッテリー持ち: 2台持ちで運用することで解消していました。
- Bluetooth接続: 2台持ちの場合、Bluetoothの切り替えが自動で行われない場合があり、スマートフォンとの連携に手間取ることもありました。
- 充電: 充電速度が遅く、専用充電器との接合がうまくいかないことがありました。
Galaxy Watch 7のメリットとデメリット

メリット
- 高いレスポンス: 物理ベゼルはありませんが、スワイプや指でなぞる操作で、ストレスなく操作できます。
- バッテリー持ちの改善: 2台持ちの必要性がなくなりました。
- 充電速度の向上: 1時間強で満充電可能となり、入浴時間などを利用して充電できます。
- 大画面化: 視認性と操作性が向上し、Google Keepなどのメモアプリも見やすくなりました。
- 軽量化: Galaxy Watch 4 Classicよりも軽量で、装着感が向上しました。
デメリット
- デザイン: 好みとしては、Galaxy Watch 4 Classicのような物理ベゼルがある方が好きです。
- FTP測定: ロードバイクのFTP測定機能に期待しましたが、私のパワーメーター(アシオマDUO)は非対応でした。対応機器は、Samsung Healthアプリの自転車項目の「リンクするアクセサリー」で確認できます。
Galaxy Watch 4 ClassicとGalaxy Watch 7の機能比較:One UIアップデートの影響
One UIのアップデートにより、Galaxy Watch 4 Classicでも多くの機能が利用可能になったため、Galaxy Watch 7との機能差は、私が今のところ実際に使用していた範囲では、AGESコア以外はほとんど感じられませんでした。
しかし、細かな点でスマートフォンとの連携がスムーズになったり、新しいスマートフォンへの機種変更時の移行が容易になったりと、使い勝手が向上していることに気づきました。
結論:Galaxy Watch 7への乗り換えを決断
総合的に判断し、私はGalaxy Watch 7の方が使いやすいと感じたため、Galaxy Watch 4 Classicを売却し、Galaxy Watch 7をメインのスマートウォッチとして使用していくことにしました。
Galaxy Watch 7は高価ですが、今回は格安で購入できたため、乗り換えを決断できました。
定価で比較した場合、中古価格が落ち着いてきているGalaxy Watch 4 Classicの2台持ちも依然として魅力的な選択肢かもしれません。
主な判断基準は、取得できるデータ量(AGESコア以外はほぼ同じ)ではなく、画面サイズ、バッテリー、充電速度といったハードウェア面の改善でした。電子決済機能も利用可能になりましたが、私はスマートフォンでポイントカードを提示する必要があるため、スマートウォッチでの決済はあまりメリットを感じていません。
まとめ:スマートウォッチでより豊かな生活を
しばらくは、Galaxy Watch 7を使い、デジタルデトックスと健康管理をさらに充実させていきたいと考えています。
本記事が、皆様のスマートウォッチ選び、そしてより豊かなデジタルライフの一助となれば幸いです。