今日、明日で開催されています、関東甲信越ブロック理学療法士学会に参加しております。今回の学会では、発表がメインでしたが、そのほかの時間は、普段あまり参加することのない分野の発表を聞くことを中心に会場を移動しながら聞いてきました。
学会での気づき①:科学としての理学療法の重要性
エビデンスに基づく・・・というのが重要なのは当然知っておりますが、普段の臨床では、徒手的介入や経験則、セミナーで学んだことなどをフル活用しながら行っているわけですが、人間の思考はループしやすい傾向があると思います。つまり、普段陥りやすい思考回路に入りやすいということに注意する必要があると思います。新しい情報を仕入れ、新しい考えを作り、自身の思考回路を変えなければ進化しないし、気づかないところで同じ思考回路にはまっている、いつも同じようなことを考えていることになってしまいます。得意な手技や評価を使い、臨床の問題を解決することは当然重要になりますが、やはり、情報収集は重要だと実感しました。
発表の中では、特に運動の負荷量についてかなり考えてリスク管理等も行っているように感じました。心リハ関係に携わっている方々は特にそうかもしれませんし、非常にリスクが高い症例を担当することが多いからかもしれませんが、我々の病院と比較するとリスクや運動処方に対する危機感や姿勢が大きく異なり、非常に勉強になりました。
私も不明点がかなり多い中、臨床に当たっている点が多いので、やはり成長していくためにも一つ一つ解決していくような地道な作業こそ重要だと改めて実感しました。
今後は、クリニカルクエスチョンに対して、しっかり取り組んでいこうと思います。まずは、この学会で出た不明点について調べたりしてみようと思います。
学会での気づき②:発表の仕方
発表においては原稿を読んでいる人や、スライドを見ながら説明している人、会場に訴えかけるように発表する人、無表情で落ち着いている態度の人と発表者の態度は人によって大きく違ったなという印象でした。でも、落ち着いて発表する方の方が多かったかなとは思います。アットホームな感じというよりは、自信をもって冷静に、落ち着いた方がよい印象だなと感じました。また、はっきり述べることとゆっくり話したほうがわかりやすい印象かなと思います。
私の場合は、頭の中で整理が十分ではなかったこともあったのかと反省している点もありますが、今回はぎりぎりですが時間内で終わり、以前より原稿なしで説明ができるようになったと思いました。まだまだ、レベルが低いかもしれませんが、以前よりはできるようになった気がします。
今後は人にわかりやすく説明したり、発表したり、落ち着いてスピーチをしたりできるようにそう言った場面を定期的に作り、実践していける機会を作れるとよいかと思いました。
アクションプラン整理
不明点について調べ、情報収集する時間を作り継続的に学習していく。
口頭での説明機会を作り、わかりやすく人に伝えられるようになる。
明日の学会も何か気づきがあるとよいなと思います。