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日本人ついに世界最高齢を更新しギネスレコードに!!~認定理学療法士としての役割~

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こんばんは。昨今の少子高齢化について最新ニュースがありました。2月12日に日本人が世界最高齢を更新したというニュースがありました。それについて記事を書きたいと思います。

目次

ネスレコード:世界最高齢112歳

2月12日ギネスに登録されたのは、新潟県上越市にお住まいの渡辺 智哲さんという方のようです。介護老人保健施設に入所中、公式に認定されたそうです。日本の超高齢化社会の進展を表しており、世界的に見てもやはり日本の高齢化は進んでいるのだと思います。

理学療法士として

最高齢112歳ということは、それに近いかたも増えています。病院に入院してくる方は70歳以上の割合が多く、90歳以上の方も常に抱えている状態です。まだ、100歳以上はそれほど多くはないですが、1年に数名は100歳以上の方も見かけるようになってきています。高齢化により、病院を利用される方もおおく、複数の疾患を併せ持つ方が多くなってきています。その分、服薬が増え、リスク管理としても今後求められる部分が増えてくると思います。回復期リハビリテーション病院では、今までハイリスクの方は少なく、急変の頻度もそこまで多くない印象がありましたが、最近は、以前より当院においても急変やドクターコールなどの回数が増えているように思います。

超高齢化のリハビリテーション

今後理学療法士として、超高齢患者を対応するにあったっては、複数疾患を持った方に対応できるリスク管理、栄養とリハビリにより効果を発揮するためリハビリ栄養の知識と仕組み化、複数の疾患知識をもち、適切な評価と治療を行えるジェネラリティについて以前より求められると思います。認定理学療法士などを取得し、専門性を持つことも重要ですが、それと同時にやはり幅広く多分野を抑えていくことも重要になります。

認定理学療法士として

認定理学療法士は専門性であり、その分野について職場内でリーダーシップを発揮し、職場全体のスキルアップに貢献していくことが必要になると思います。また、職場としては理想的には複数分野の認定理学療法士を在中させ、それぞれの分野で全体のレベルアップが図れるような体制が取れると理想的だと思います。しかし、なかなか幅広く認定理学療法士を揃えることは難しいとは思います。そもそも人数が少ない職場では難しいです。それでもおそらく認定理学療法士取得者が多くなれば、自己研鑽を行えたり、症例についてアセスメントをある程度行えるスタッフが増えると思いますので、ぜひ認定理学療法士を増やしていくことで組織としてのレベルアップを図れるよう促していくことも認定理学療法士としての役割であると思います。

まとめ

最高齢の更新は素晴らしいことであり、医療の進歩であると思います。高齢化に対応し、多くの人が人生を充実して過ごせるように理学療法士として準備し、対応していくことが求められます。そのためには認定理学療法士として、職場のレベルアップを図りつつ、全スタッフのリスク管理能力、リハ栄養の理解、ジェネラリティ向上を図っていくことが必要だと思います。

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