今回の記事は
・これからリハ栄養を学びたい
・リハ栄養関係のわかりやすい本がほしい
・病院でリハ栄養を導入したい
・NST委員会に入っていて栄養の知識をつけたい
こういった希望に答えます。
この記事を書いている私は、職場で2020年からNST委員会に自分で入ることを希望し、病院でリハ栄養の導入を進めています。Twitterでもリハ栄養について発信しています。情報収集や勉強の中で役立ち、実際に購入した書籍を紹介していきたいと思います。
2020年6月24日よりTwitterでスライドを毎日1枚発信しています。
→66枚の配信をもって一旦終了しました。
リハ栄養に役立つ本の紹介
前置きが長くなりましたが、今回はリハ栄養の勉強に役立つ本を3冊ご紹介していきたいと思います。3冊ともそれぞれ違った趣旨ですが、内容的に重なっているところもあり、可能であれば3冊とも読むことで一気に知識が身についてくると思います。
①PT・OT・STのためのリハビリテーション栄養 第2版
特徴
2015年4月1日に出版された本です。著者の若林秀隆先生はリハ栄養を広めるため積極的に活動されている方で、非常に知識も豊富で論文や書籍も多数執筆されております。
この本は理学療法士・作業療法士・言語聴覚士向けに書かれており、リハ職として実践に取り入れやすい内容になっています。リハ職がどうリハ栄養を考えるべきかについて記載されており、大まかな疾患別でも対応や考え方について非常に勉強になる1冊になっています。
私が購入した理由
私の場合は、NST委員会でリハ栄養を取り入れるための情報収集としての目的が強いです。SGAやMNA-SF、EAT-10などのツールについて説明があり、NSTとリハビリの関連性などについてわかりやすく書かれている点が購入の決め手になりました。また、実際に疾患別の対応について、具体的な方法があるため、リハ栄養導入後も活用できると思い、今後末永く活用していけるかなと思っています。
追記
第3版が発売になっております。他の書籍に比べ、新しくなっているので、情報も新しいです。今から購入をされる方はこちらの書籍をもっともおすすめいたします。
②最新知識 フレイル・サルコペニア 病院施設で即実践できる入門書
特徴
2019年11月1日に出版されたので比較的新しい本です!熊本リハビリテーション病院はリハ栄養で非常に有名な病院です。その熊リハスタッフが吉村先生監修のもと執筆された本になります。
病院で実践されているため、かなり具体的に実践内容が書かれており、参考になります。熊リハで実践されている内容やその理由など、これから病院でリハ栄養を実践したい方のみならず、個別でリハ栄養を実践していきたいスタッフにも強い味方になると思います。
私が購入した理由
病院・施設で即実践に惹かれたのがきっかけです。当院での導入に当たり、熊リハでの事例は非常に参考になりました。情報を調べることができても、病院によってあったものを取り入れていくことが必要になります。当院は回復期病院であるため、熊リハもリハビリテーション病院であり、近いところが多いのでかなり参考になっています。
もちろん、リハ栄養のスライド配信にもこちらの本を参考文献として使用させていただいたおります。わかりやすく、うまくまとまっているので、知識を理解しやすく、重要なポイントを抑えるために役立っています。
③攻めの栄養療法 実践マニュアル
特徴
2019年11月25日に出版されています。こちらも1冊目同様若林先生の著書となります。攻めの栄養療法とありますが、積極的にリハ栄養を実践していくことの重要性から実践方法について詳しく書かれています。病院でも低栄養の方が非常に多いので、役立つ方は多いと思います。総論もわかりやすいですが、各論が非常に充実しています。リハビリスタッフも役立つと思いますが、看護師さんや管理栄養士の方々の方でも不満のない内容になっていると思いますので、初学者のみならず発展的に学べると思います。
私が購入した理由
リハ栄養ケアプロセスというリハ栄養の実践に重要な考え方があります。私はTwitterでこのプロセスに沿ってスライドを作成しています。ネット上や文献でこのリハ栄養ケアプロセスについて情報収集していましたが、なかなか詳細を詳しく述べていたり、流れに沿って説明してくれているものが見つかりませんでした。この本は、総論の部分でリハ栄養ケアプロセスに沿っている部分が多いので、知識を整理しやすかったのが購入のポイントです。出版して日も浅いため新しい情報も入っており、かなり活用させていただいております。もちろん、Twitterでの情報発信において参考文献として役立たせていただいております。
まとめ
今回は、リハ栄養の勉強に役立つ本を3冊紹介させていただきました。私は3冊とも購入して活用させていただいています。リハ栄養について今後しっかり学びたいのであれば、3冊とも読んでみることがおすすめですが、無料で学びたい方は、私の方で本以外の情報も含めTwitterで情報を発信していますのでまずはそちらをご覧いただければと思います。
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