リハ栄養の実践をするためにNST委員会に入りました。そこから当院におけるNST介入フローチャートを作成し運用に至っています。リハ栄養の勉強を1からやりましたが、その際に、全体の流れを理解するのに役立ったのが、リハ栄養ケアプロセスでした。
今回はこんな方の向けに記事を書いています。
- リハ栄養についてどういった流れで介入するのかを知りたい
- チームとしてリハ栄養を行うためにどうすればよいか知りたい
- リハ栄養の全体の流れを知りたい
まずはyoutube動画を作成したので見ていただけると嬉しいです。
リハ栄養ケアプロセスとは
まず、全く知らない方にもわかるようにスライドを作成しています。こちらのツイートでは1枚にまとめていますので参考にしていただけると幸いです。Twitterではリハ栄養など私の活動を発信しています。
リハ栄養ケアプロセスでは、リハ栄養の実践の大まかな流れを1つのサイクルとしてまとめ上げたものだといえます。
大まかに5つのプロセスになっています。
リハ栄養アセスメント診断推論
ここでは、患者さんの情報収集・栄養の評価を行います。
ICFや低栄養の評価などを行います。
スクリーニングとして、MNA-SFなどの評価法を用いています。
リハ栄養診断
低栄養の疑いのある方について詳細の評価を行い状態と原因を診断していきます。
低栄養・過栄養・サルコペニアの有無、栄養摂取量の過不足などの原因などを明確にしていきます。
リハ栄養ゴール設定
診断結果をもとに予後予測を行い、目標を設定します。
仮設と仮説検証を繰り返し、ゴールも修正しつつ進めていくことが重要です。
リハ栄養介入
目標に向け、問題点に対して介入を行います。
計画的に行うことと、リハ側と栄養課側の視点をうまく活かしていくことが鍵になります。
リハ栄養モニタリング
介入の効果や目標達成度を評価していきます。
ケアプロセスの2周目に行くために1周目の課題を整理するようなイメージです。
まとめ
理学療法士としてイメージするには
- スクリーニング
- 評価・診断
- ゴール設定
- 介入
- 再評価
の方がイメージはしやすいかもしれませんね。
参考文献
こちらの記事で紹介している書籍では更にリハ栄養ケアプロセスについて深く学ぶことができます。