あらゆる方法において、コミュニケーションや人にお願いする場面があり、それらが人生において重要になることは間違いないようです。今回は、人に伝えるときに受け入れ、納得してもらう伝え方について伝え方が9割というベストセラー本から考えを整理していこうと思います。
今回は以下のような方に向けて記事を書いています。
- 何かをお願いするときにどう伝えるか悩む
- 会議で意見を言うときに意見が通りにくい
- 断られてしまうことが比較的多い
お願いをするときの3つのステップ
人に何かを伝えるときに、自分の頭で思いついたことをそのまま伝えることはNGとのことです。人に何かをお願いするときに、思いついたらすぐお願いするというのは、相手にとってはメリットはない場合が多いです。
例えば、部下にこの仕事をやっておいて!と伝えると、やらされている感じや雑用を押し付けられた感じが残ってしまいます。(仕事なのでやってくれるかもしれませんが)本の中では、まず、やってほしいことをそのまま伝えることを避けることがまずは重要であるということです。
人にお願いをするときは、一旦とどまってすぐに伝えないようにする
思いとどまったあと、少し考えてみることです。まず、先ほどお願いしたいと思ったことをそのまま伝えても、問題なさそうであれば、そのまま伝えても良いと思います。
しかし、それを言うことで相手がどう思うかを考える、気持ちよく了承してもらうためになにかできることがないかを考えることが大切です。
これは、ただ単に伝え方だけではなく、相手がどういう人なのかということも重要な点になります。相手がすきなこと、きらいなこと、どんな性格か、知っている相手の情報を思い出してみることが大切です。
相手の頭の中を想像して、どう伝えると、どう思うのかを想像する
なれない場合は、ゼロ秒思考を使って、いろいろな人を想定して書き出してみるのもトレーニングになりそうだなと思います。
相手にどう伝えるとどう思うのか想像ができたら、それを言葉に変換し、実際に相手に伝えるようにします。
私は意外と難しく、慣れが必要だなと感じました。そのため、具体例をいくつか作ってみたいと思います。
相手が、上司で勉強熱心ですが忙しい方、そして指導は喜んでしてくれる人だった場合は、そのままお願いしてもやってくれるかもしれません。しかし、研究について詳しい〇〇さんに1回資料を見ていただきたいのですが、お時間のあるときに見ていただくことは可能でしょうか。という感じでしょうか。
また、忙しい部下で学会発表をあまりしたことがなく、興味が少ない部下を学会発表をやってほしい場合です。〇〇さんは先日退院した〇〇さんだいぶ良くなったね。同じような症例だったら、それほど負担なく学会発表できそうだね。学会発表すると、さらに考えが深まるし、私もサポートできるからやってみない?
といったところでしょうか。実際にうまくいくのかわからないですが。相手へのメリットは結構提示できているかなと思います。
場合によっては、もっと昇進や認められるなどの強力なワードと結び付けられると良いかもしれませんね。
相手の頭の中を考えた上で、適切な言葉を選択することができれば伝わる
まとめ
今回は伝え方が9割の中から、相手に何かを伝えるときの手順について思考を整理しました。本を読んだだけではなく、実際に自分の言葉にしてみることで、使えるようにしていくことが大切かなと思います。ぜひ、ゼロ秒思考を用いてトレーニングをしてみてはいかがかと思います。