「最近、なんだか歩くのがおっくうになったな…」
「将来、自分の足でどこまで歩けるんだろう?」
「家族が家でリハビリを頑張っているけど、本当に良くなっているのか分かりにくい…」
こんにちは!理学療法士のPTケイです。
私自身、うつ病やベーチェット病という病気と付き合いながら、理学療法士として多くの方のリハビリテーションに関わってきました。
体が思うように動かない辛さ、将来への漠然とした不安、そしてリハビリを続ける中での小さな希望。そのすべてを、私自身も経験してきました。だからこそ、皆さんが抱える「歩くこと」への不安や悩みが、痛いほどよく分かるのです。
特に、ご自宅で療養生活を送られている方や、そのご家族にとって、「歩行能力」は日々の生活の質に直結する、とても切実な問題ですよね。病院のように専門的な機械があるわけでもなく、どれくらい歩けるようになったのか、客観的な指標がなくて目標が立てにくい、と感じている方も多いのではないでしょうか。
もし、自宅にあるわずかなスペースで、たった5分で、驚くほど正確にあなたの「歩く力」を評価でき、さらには「将来、どこまで歩けるようになれるか」という具体的な目標まで見えてくるとしたら、どうでしょう?
そんな魔法のような評価方法が、今回ご紹介する「2ステップテスト」です。
この記事は、
- ご自身の歩行能力に不安を感じている方
- 在宅でリハビリを頑張っているご高齢の方や、そのご家族
- 「歩く力」を維持・向上させ、いつまでも自立した生活を送りたいと願うすべての方
に向けて、最新の研究論文に基づいた信頼できる情報を、どこよりも分かりやすく、そして丁寧にお伝えします。この記事を最後まで読めば、あなたはご自身の、あるいはご家族の「現在地」を正確に知り、未来に向けた「目的地」への確かな一歩を踏み出すことができるはずです。
リハビリの目標が見えにくい…在宅医療が抱える大きな課題
まずはじめに、今回ご紹介する研究が、なぜこれほどまでに重要なのか、その背景からお話しさせてください。
2021年に日本の理学療法士である石垣智也さんたちの研究グループが、在宅環境での歩行能力評価に関する、非常に画期的な研究を発表しました。
2021年 日本 石垣智也氏らは、在宅環境での2ステップテストの信頼性・妥当性の検討および歩行自立に関する基準値の作成についての横断調査を行いました。その結果、2ステップテストは在宅環境でも信頼性と妥当性があり、歩行自立に対する基準値を有する歩行能力評価であると報告しました。
この研究が画期的である理由は、「在宅環境」という点にあります。
病院やリハビリ施設では、歩行速度を精密に測る機械や、長い廊下を使って「6分間にどれだけ歩けるか」を計るテストなど、歩行能力を客観的に評価する環境が整っています。しかし、私たちが日々生活する「自宅」ではどうでしょうか?
家具があったり、廊下が短かったり、そもそも評価するための広いスペースを確保すること自体が難しい場合がほとんどです。これは、訪問リハビリに携わる理学療法士にとっても大きな悩みでした。客観的な数値データがないと、リハビリの効果がどれくらい出ているのかを正確に判断したり、利用者さん一人ひとりに合った具体的な目標を設定したりすることが難しくなってしまうのです。
「頑張りましょう」という声かけはできても、「あなたの今の歩行能力は〇点で、次の目標の△点を達成すれば、近所のスーパーまで一人で歩いて行けるようになりますよ」といった、具体的で希望の持てる提案がしにくかったのです。
この「在宅リハビリの評価の難しさ」という長年の課題に、一筋の光を当てたのが、今回ご紹介する「2ステップテスト」なのです。この研究は、ただテストの有用性を証明しただけではありません。「この数値なら、ここまで歩けるようになる」という、私たちにとって最も重要で、最も知りたかった「未来への道しるべ」を示してくれた、非常に価値のある研究なのです。
【論文解説①】驚くほど簡単!「2ステップテスト」の正しいやり方と注意点
では、さっそく「2ステップテスト」とは一体どんなテストなのか、その具体的な方法を見ていきましょう。名前の通り、たった2歩、ステップを踏むだけの非常に簡単なテストです。
2ステップテストの具体的な手順
- 準備:
- 場所: 自宅の中で、約3mの平らなスペースを確保します。(廊下などが最適です)
- スタートライン: 床にテープを貼るなどして、スタートラインを決めます。つま先をそのラインに合わせます。
- 安全確保: 必ず壁や手すりなど、すぐにつかまれる場所の近くで行ってください。床が滑りやすい場合は、滑り止めマットなどを敷くとより安全です。ご家族が見守る中で行うのが最も望ましいです。
- 実践:
- スタートラインにつま先を合わせて、まっすぐ立ちます。
- 合図で、できる限り大股で2歩、前に歩きます。どちらの足から踏み出しても構いません。
- 重要なポイント: 2歩目を踏み出した後、両足をピッタリそろえる必要はないので、3歩目で自然に着地した安全な位置で静止します。バランスを崩さないように気をつけてください。
- 測定:
- スタートラインのつま先の位置から、2歩目の着地した足の「「つま先」までの距離をメジャーで測ります。
- この測定を2回行い、良かった方(長く歩けた方)の記録を採用します。
あなたの「2ステップ値」を計算してみよう!
測定した距離(cm)が分かったら、最後の仕上げです。このテストの素晴らしい点は、身長に関わらず誰でも公平に評価できるよう、身長で補正した「2ステップ値」という数値を算出する点にあります。
計算式: 2ステップ値 = 測定した最大距離 (cm) ÷ あなたの身長 (cm)
例えば、身長160cmのAさんが、できるだけ大股で2歩歩いて測定した距離が192cmだったとします。 その場合、Aさんの2ステップ値は…
192 (cm) ÷ 160 (cm) = 1.2
となります。この「1.2」という数値が、Aさんの現在の歩行能力を示す客観的なスコアになるのです。とても簡単ですよね。
PTケイからのワンポイントアドバイス:測定時の注意点
このテストは非常に安全に行えるものですが、いくつか注意点があります。
- 無理は禁物: 「著明な痛み」や「めまい」がある場合は、絶対に行わないでください。あくまで「バランスを崩さずに実施可能な最大二歩幅」を測定することが目的です。
- 普段通りでOK: 普段、室内履きや靴下で生活している方はそのままで結構です。もし、滑りやすい靴下などを履いている場合は、裸足になるか滑りにくい履物に変えましょう。
- 練習しよう: 測定本番の前に、何回か練習して動作に慣れておくと、より正確な結果が得られます。
この研究に参加した方々(226名)も、こうした安全への配慮のもとでテストを行い、転倒や怪我といった有害な事象は一件も報告されていません。正しい手順と環境で行えば、非常に安全で有用なテストであることが証明されています。
【論文解説②】自宅で測ったのに誤差なし?2ステップテストの驚異的な「信頼性」
「でも、自宅で素人が測った数値なんて、本当にあてになるの?」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。素晴らしい質問です。どんなに簡単なテストでも、その結果に信頼性がなければ意味がありませんよね。この研究の凄いところは、その「信頼性」についても厳密に検証している点です。
ほぼ100%の再現性!驚きの「ICC=0.99」
研究では、98名の対象者に対して、同じ療法士が2週間以内にもう一度2ステップテストを行いました。そして、1回目の測定値と2回目の測定値がどれくらい一致するかを「級内相関係数(ICC)」という統計的な指標で分析しました。
用語解説:級内相関係数(ICC) 測定結果の信頼性や再現性を評価するための指標です。数値は0から1の間で表され、1に近いほど「何度測っても同じ結果が得られる、信頼性の高い検査」であることを意味します。一般的に0.75以上で「良好な信頼性」、0.90以上で「極めて高い信頼性」があると判断されます。
そして、この研究で明らかになった2ステップテストのICCは…なんと「0.99」でした!
これは、ほぼ100%に近い再現性があることを示しています。つまり、「昨日測った時と今日測った時で、結果が全然違う」ということがなく、誰がいつ測っても、ほぼ同じ結果が得られる、非常に信頼性の高いテストである、ということが科学的に証明されたのです。自宅という、環境が一定ではない場所で測定したにもかかわらず、この数値は驚異的と言えます。
知っておくと面白い「測定誤差」の話
ただし、この研究では「比例誤差」という、少し専門的な測定誤差も報告されています。これは知っておくと、ご自身の測定結果をより深く解釈できるので、少しだけお付き合いください。
比例誤差とは、簡単に言うと「元々の能力が高い人ほど、2回目の測定値が良くなりやすい」という傾向のことです。
これは、おそらく「測定への慣れ」が影響していると考えられます。
- 能力が比較的低い方: 1回目から転ばないように慎重に、全力でステップを踏むため、1回目と2回目で差が出にくい。
- 能力が高い方: 1回目で「あ、これくらいならもっといけるな」とコツを掴み、2回目ではさらに記録を伸ばせる余地がある。
この研究では、その測定誤差は概ね「±12%」の範囲に収まることも分かっています。
例えば、あなたの2ステップ値が「1.0」だったとしましょう。この±12%の誤差を考慮すると、あなたの真の能力は「0.88~1.12」の範囲にある、と解釈できます。
これは何を意味するのでしょうか?
もし、リハビリを頑張って、1か月後に再測定した2ステップ値が「1.05」だったとします。これは誤差の範囲内なので、「少し良くなったかもしれないけど、明確に能力が向上したとはまだ言えない」と判断できます。 しかし、もし再測定値が「1.2」だったらどうでしょう?これは明らかに誤差の範囲を超えています。つまり、「リハビリの効果によって、統計的にも意味のあるレベルで歩行能力が向上した!」と、胸を張って言えるのです。
このように、誤差の存在を知っておくことで、一喜一憂することなく、ご自身の変化を冷静に、そして正確に捉えることができるようになります。
【論文解説③】あなたの未来が見える!歩行レベル別・魔法の「基準値」
さて、ここからがこの記事のハイライトです。2ステップテストの最も素晴らしい点は、あなたの算出した「2ステップ値」が、現在の、そして未来の「歩行レベル」とどう結びつくのかを具体的に示してくれる「基準値(カットオフ値)」が明らかになったことです。
この研究では、訪問リハビリを利用している209名の方々の協力のもと、「どのような手段(独歩、杖、歩行器など)で、どれくらいの距離を自立して歩けているか」を詳細に調査し、2ステップ値との関係を分析しました。
その結果、「この歩行レベルを達成するためには、最低でもこれくらいの2ステップ値が必要である」という、魔法のような基準値が12段階にわたって示されたのです。
以下の表に、その一部を抜粋してご紹介します。ご自身の現在の状況や、今後の目標と照らし合わせながらご覧ください。
目指す歩行レベル | 内容 | このレベルを達成するための2ステップ値(最低ライン) | 判別精度 (AUC) |
屋内杖歩行 | 自宅の中を杖を使って自立して歩ける | 0.56 | 0.79 (良い) |
屋内独歩 | 自宅の中を、杖など何も使わずに自立して歩ける | 0.70 | 0.85 (非常に良い) |
屋外杖歩行 (100m) | 杖を使って、近所のコンビニなど100m程度の屋外を自立して歩ける | 0.71 | 0.74 (良い) |
屋外杖歩行 (500m) | 杖を使って、スーパーなど500m程度の屋外を自立して歩ける | 0.75 | 0.80 (非常に良い) |
屋外独歩 (100m) | 杖など何も使わずに、100m程度の屋外を自立して歩ける | 0.89 | 0.88 (非常に良い) |
屋外独歩 (800m以上) | 町内を自由に、800m以上の距離を自立して歩ける | 0.93 | 0.91 (極めて良い) |
※判別精度(AUC)は、その基準値がどれだけ正確に自立レベルを言い当てられるかを示す指標で、1に近いほど精度が高いことを意味します。0.7以上で「良い」、0.8以上で「非常に良い」、0.9以上で「極めて良い」とされます。
この表、すごくないですか?
漠然としていた「歩けるようになりたい」という願いが、具体的な数値目標に変わる瞬間です。
例えば、現在、家の中を杖で歩くのがやっとの方(仮に2ステップ値が0.50とします)が、「家の中くらいは、杖なしでスイスイ歩けるようになりたいな」という目標を持ったとしましょう。 その場合、この表を見れば、「まずは2ステップ値0.70を目指してリハビリを頑張ろう!」という、明確なマイルストーンを設定することができます。
あるいは、今なんとか杖を使って近所のスーパーまで買い物に行けている方(仮に2ステップ値が0.75)が、「いつかは杖なしで、友人と旅行に行きたい」という夢を持っているとします。その場合、「旅行先でしっかり歩くためには、少なくとも屋外を独歩で歩けるレベル、つまり2ステップ値0.89や0.93を目指す必要があるんだな」という、長期的な目標が見えてくるのです。
【体験アプリ】あなたの歩行能力レベルをチェック!
この素晴らしい基準値を、もっと身近に体験していただくために、簡単なWebアプリを作成しました。あなたの身長と2ステップテストの測定値を入力するだけで、現在の歩行能力レベルの目安と、次の目標が表示されます。ぜひ試してみてください!
あなたの2ステップ値を計算し、歩行レベルを判定します
【論文解説④】なぜ2ステップテストは「歩く力」を正確に映し出すのか?
ここまで読んでくださった方の中には、「なぜ、たった2歩のステップが、これほどまでに歩行能力を正確に評価できるの?」と疑問に思った方もいるかもしれません。その秘密は、この研究の「妥当性」の検証部分に隠されています。
用語解説:妥当性 評価したいもの(この場合は「歩行能力」)を、そのテストが本当に正しく評価できているか、という度合いのことです。
研究グループは、2ステップ値が、歩行能力と関連する他の様々な指標とどれくらい関係が深いのかを調査しました。 比較対象となったのは、以下のような指標です。
- 膝を伸ばす筋力(膝伸展筋力): 歩くために必要な、太ももの前の筋肉の力。
- RMI(リバーメッド・モビリティ・インデックス): 寝返り、起き上がり、歩行、階段昇降など、日常生活全体の「移動能力」を総合的に評価する指標。
- FACHS(ファックス): 日常生活での「歩行自立度」を評価する指標。
その結果、非常に興味深いことが分かりました。
2ステップ値は、単純な「膝の筋力」よりも、「RMI(移動能力)」や「FACHS(歩行自立度)」といった、より実践的で総合的な能力との間に、はるかに強い関係性(相関)が見られたのです。
これは、2ステップテストが、単なる「脚の筋力テスト」ではないことを意味しています。 大股で2歩ステップを踏むという動作には、
- 脚の筋力
- 一瞬、片足で体を支えるバランス能力
- 体をスムーズに前方へ移動させる協調性
- 転ばないように姿勢を制御する能力
といった、「歩く」という動作に必要な要素がすべて凝縮されているのです。だからこそ、たった2歩の動きが、家の中の移動から、屋外を長距離歩く能力まで、驚くほど正確に映し出すことができるのです。
明日からできる!あなたの「歩く力」を未来へつなぐ3つのアクション
さて、2ステップテストの素晴らしさをご理解いただけたところで、最後に、この知識をあなたの未来の「歩く力」へとつなげるための、具体的なアクションプランを3つ提案させてください。
アクション1:月に一度の「2ステップ記念日」を作ろう
まず、月に一度、日を決めて2ステップテストを測定する習慣をつけてみませんか? 毎月1日の朝でも、給料日の後でも構いません。「2ステップ記念日」として、カレンダーに丸をつけておきましょう。
大切なのは、継続して自分の状態を記録していくことです。スマートフォンのメモ帳や、専用のノートに、日付と測定値、そしてその時の体調や感想などを一言添えておくと良いでしょう。
「先月より0.05上がった!嬉しい!」 「今月は少し下がったな。雨であまり散歩できなかったからかな?」
このように記録を続けることで、自分の体と対話するきっかけが生まれます。数値の小さな変化に一喜一憂する必要はありません。長期的な視点で、ご自身の歩行能力の推移を見守っていくことが、モチベーションの維持につながります。
アクション2:具体的な「数値目標」を専門家と共有しよう
次に、アクション1で測定した数値と、この記事で紹介した「基準値」の表を持って、ぜひ、かかりつけの医師や、あなたのリハビリを担当している理学療法士・作業療法士に相談してみてください。
「私の今の2ステップ値は0.65なのですが、杖なしで家の中を歩けるようになるには0.70が目標だと知りました。そのためのリハビリメニューを一緒に考えてもらえませんか?」
このように、具体的な数値目標を共有することで、あなたのリハビリは、よりパーソナルで、より効果的なものへと進化します。専門家も、あなたの意欲と具体的な目標を知ることで、最適なトレーニングを提案しやすくなります。患者さんと医療者が同じ目標を共有することは、リハビリを成功させるための最も重要な鍵なのです。
アクション3:目標達成の「ごほうび」を決めよう
目標を達成するためには、少しの楽しみも必要です。あなたの目標とする2ステップ値をクリアしたら、自分にどんなごほうびをあげたいか、今から考えておきましょう。
- 「屋内独歩(0.70)」を達成したら → 家の中で、お気に入りの音楽を聴きながらゆっくりコーヒーを淹れる。
- 「屋外杖歩行500m(0.75)」を達成したら → 杖をついて、ずっと行きたかった近所のカフェまで歩いて行ってみる。
- 「屋外独歩800m(0.93)」を達成したら → 少し遠出して、息子さんやお孫さんと一緒に公園を散歩する。
どんなに小さなことでも構いません。具体的なごほうびを設定することで、「あのカフェでコーヒーを飲むために、今日も少し頑張ろう」と、日々のリハビリに前向きな意味が生まれます。あなたの「歩く力」は、あなた自身の人生を豊かにするための、大切な翼なのです。
まとめ:小さな一歩が、大きな未来を作る
今回は、在宅での歩行能力評価の切り札となる「2ステップテスト」について、最新の論文をもとに詳しく解説してきました。
この記事でお伝えしたかった重要なポイントを、最後にもう一度まとめます。
- 驚くほど簡単で安全: 2ステップテストは、自宅のわずかなスペースで、安全かつ簡単に「歩く力」を測定できる優れた方法です。
- 驚異的に信頼できる: 自宅で測った値にもかかわらず、その再現性はICC=0.99と極めて高く、科学的に信頼できる客観的な指標です。
- 未来への道しるべになる: あなたの2ステップ値は、「屋内独歩」や「屋外500m歩行」といった具体的な歩行レベルと結びついており、リハビリの明確な目標設定に役立ちます。
私自身、病気によって当たり前だった「歩く」ということが、どれほど尊く、かけがえのないものかを痛感しました。だからこそ、皆さんがご自身の足で、ご自身の望む場所へ歩いていける未来を、心から応援しています。
この記事でご紹介した2ステップテストが、その未来へと続く道のりを照らす、一筋の明るい光となることを願っています。まずは、メジャーを片手に、その場に立ってみてください。あなたの偉大な冒険は、その小さな一歩から始まるのです。
参考文献
石垣智也, 尾川達也, 宮下敏紀, 他. 在宅環境での歩行能力評価としての 2 ステップテスト─信頼性・妥当性の検討および歩行自立に関する基準値の作成─. 理学療法学. 2021; 48(3): 261-270.
健康・医学関連情報の注意喚起
本記事は、歩行能力の評価に関する一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の医学的アドバイスを提供するものではありません。 脳血管疾患や運動器疾患などの診断や治療、リハビリテーション計画については、必ず医師や理学療法士などの医療従事者にご相談ください。
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