こんばんは。最近仕事量が減少し、ややゆとりができてきました。今日からtogglで時間を図りながら仕事をしました。一回ボタンを押し忘れましたが、何とか計測できました。お疲れ様です。
計測をすることに注意が行くため、タスクについて考える余裕があまりありませんが、深く考えず、NOZBEに書いてあるタスクをそのままこなし、追加のタスクがあればInboxに入れるというシンプルなシステムで実施しています。
計測することで、今から何をやるか?について考えることが多かったです。今まで、何も考えず、とりあえず行動していたことがいかに多かったのかが実感できます。非常に面白いので、明日も頑張って計測していきたいと思います。
さて、本日は日本理学療法学術研修会のセミナーのまとめを記事にしたいと思います。
今日は、その中で出てきたリハビリテーション前置主義についての整理していきたいと思います。
あまり、聞きなれない言葉でしたが、
リハビリテーション前置主義とは
医療保険のリハ医療サービスにより、可能な限り自立もしくは要介護状態を軽減した上で介護保険のサービスを利用する仕組み
介護保険の利用に際し、要介護度を改善もしくは維持するために必要なリハビリテーションは他のサービスに優先的に利用できる仕組みを構築すべき。
要するに、医療保険では機能・ADLを上げられるだけ挙げたうえで、それを維持するために必要な介護保険でのリハビリを積極的に利用する仕組みを作ることです。
平成30年度同時改定もリハビリテーション前置主義に基づいており、地域包括ケアシステムの構築に当たっても、重要になってきます。
リハビリテーション前置主義の内容については、今までやってきたことであり、当たり前のような気がする内容になっていますが、我々が今後どのような方向を目指していくのかを考えるときに役立つと思います。リハビリテーション前置主義は概念的なものであり、指針であると思います。抽象的なものなのですが、それを具体化したものが、今のリハビリテーションの目指す方向性であるともいえるのではないかと思います。医療費削減という国の事情がありますが、それにより医療費は削減しなければなりません。
それを踏まえれば、早期に機能向上を図り、ADLを向上し、入院期間を短縮していく必要があります。外来リハビリも医療費削減を考えれば短くし、なるべく早く介護保険でのリハビリへ移行することが望ましいです。これは前置主義の通りです。そして、今後は介護保険費も削減していくことが必要になってきます。これには、共助→自助→互助ということができることが望ましいです。社会復帰などを考える必要性はこの辺りから出てくると思います。
今後、われわれ理学療法士として新たな事業や活動などを行っていくにあたり、ただ単に治療のことばかり考え、専門性を発揮するだけでなく、理学療法士としての職域を守ることや発展させることについても考えていく必要があるのかなと思います。