1回のリハビリはいくら?-お金の話を分かりやすく説明-

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病院のリハビリ20分はいくらかかる?

病院でリハビリを20分行うと、いくらくらいかかるのでしょうか。病院では医事課がお金の計算をしていることも多いため、理学療法士でも意外といくらなのか知らない方が多いかもしれません。今回は、1回のリハビリでかかるお金について基本を詳しく説明していきます。

目次

結論:疾患別リハビリテーション料が基本

脳血管疾患 運動器疾患 廃用症候群 心大血管 呼吸器
施設基準Ⅰ 245点 185点 180点 205点 175点
施設基準Ⅱ 200点 170点 146点 125点 85点
施設基準Ⅲ 100点 85点 77点 -
疾患別リハビリテーション料一部編集

結論からまとめると、20分のリハビリでかかる点数は以下の表の通りです。20分ごとに、この点数×10円がリハビリでかかるお金になります。施設基準Ⅰの運動器疾患であれば1,850円です。

単位・点数と実際のお金について

単位とは

疾患別リハビリテーション料の点数は、患者に対して20分以上個別療法として訓練を行った. 場合(以下この部において、「1単位」という。)にのみ算定するものであり、訓練時間が1 単位に満たない場合は、基本診療料に含まれる。

診療報酬関連資料より

基本的には、1単位=20分に換算されます。

点数とお金の関係

医療の価格と内容を決めているのが診療報酬です。
1点10円で、すべての医療行為について点数が決められています。

1点は10円で換算されます。これはリハビリだけでなく他の医療行為でも共通して使われており、領収書などにも記載されています。

『疾患別リハビリテーション料』とは

脳血管疾患 運動器疾患 廃用症候群 心大血管 呼吸器
施設基準Ⅰ 245点 185点 180点 205点 175点
施設基準Ⅱ 200点 170点 146点 125点 85点
施設基準Ⅲ 100点 85点 77点 -
疾患別リハビリテーション料一部編集

疾患別で点数が異なる

疾患別とは、脳血管疾患(脳卒中、脊髄損傷など)、運動器疾患(骨折など)、廃用症候群(様々な症状によりADL低下など)、心大血管(心筋梗塞など)、呼吸器(肺炎など)というように、病気や怪我によってどの疾患別リハビリテーション料が算定されるかが決められます。

同じリハビリでも、疾患別で点数・料金が異なります。脳血管疾患は高い金額で、呼吸器疾患は少ないです。

施設基準で点数が異なる

施設基準によってもリハビリの点数・料金が変わります。施設基準は、医師や理学療法士、作業療法士の人数、社会福祉士などのスタッフの配置などによって決められています。

施設基準ⅢとⅠでは大きく差があります。病院としては、施設基準Ⅰを取れるようにしたいところ。施設基準が高い方が充実したリハビリが行える体制にあることから点数が高いと言えます。

初期加算と早期リハビリテーション加算

疾患別リハビリテーション料に加えて加算や減算がかかる場合があります。良くある加算として初期加算・早期リハビリテーション加算がありますので、紹介しておきます(令和8年度診療報酬改定時点の内容です)。初期加算適応時は早期リハビリテーション加算も適応されます!

初期加算とは

発症・手術・急性増悪等の日から14日以内に限り算定可能:1単位につき45点加算

早期リハビリテーション加算とは

入院した日を起算日として14日以内に限り算定可能。入院1~3日目は1単位につき60点、4日目以降14日目までは1単位につき25点加算(令和8年度改定で、起算日が「発症等の日」から「入院した日」に変更され、点数も日数に応じた段階制になりました)

まとめ

だいたい、リハビリでいくらかかるかイメージできたのではないでしょうか。

具体的に施設基準Ⅰで脳血管疾患で1日9単位リハビリ実施の場合

245点×10円×9単位=22050円

上記に初期加算・早期リハビリテーション加算適応の時期(入院1~3日目)であれば、(45点+60点)×9単位が加算されるため

245点×10円×9単位+(45+60点)×9単位=22050円+9450円=31500円

入院4日目以降14日目までは、早期リハビリテーション加算が25点に下がるため、(45点+25点)×9単位が加算され、245点×10円×9単位+(45+25点)×9単位=22050円+6300円=28350円となります。

といった具体で計算できます。

理学療法士の方は、自分が1日いくらくらいのリハビリを提供しているのか計算してみると良いと思います。

他にも減算になる場合や計画算定料などリハビリに付随して算定されるものもあるため、これが全てではありませんが、主にリハビリ1回の金額は上記の通りです。また、維持期リハビリなどは大きく点数が減るため注意が必要です。今回は概要として、簡便に計算する場合の参考にしていただければと思います。

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