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理学療法士協会:新制度開始!2021年度より新生涯学習制度運用開始!

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前回の記事の続きで、引き続きJPTA NEWS8月号 vol.320より重要な情報を整理していきます。今回は、新制度開始についてです。今まで新人教育プログラム、認定・専門理学療法士といった生涯学習プログラムがありましたが今回は登録理学療法士というワードが新たに追加されます。それに伴い大幅な変更が生じますので、まだ確認していない方は必見です。

目次

登録理学療法士とは?

登録理学療法士は簡単に説明すると

『社会に理学療法士としての質が保証できる理学療法士』といったところでしょうか。登録理学療法士になるためには、それなりの研修制度をクリアし、実務経験を積んでいることが条件となります。つまり、その条件をクリアすることで社会に理学療法士の質を保証していることになるようです。

登録理学療法士になるには?

理学療法士協会に入会してからの年数

JPTA NEWS 320号でご案内している「2019年4月時点の履修状況別 本会会員が新制度開始・移行までに準備すること」の表は、本会に登録(入会)してからの年数になります。(協会HPより)

以下、新人プログラムを終了しているもの。(終了していないものはまずは新プロのクリアを目指してから以下の基準を達成する必要がある。)

9年目以上→新人教育プログラムを現行の制度でクリアしているば、暫定登録理学療法士となる。

4~8年目→現行制度で200ポイントの研修履修ポイントを持っていると、暫定登録理学療法士となる。

3年目→現行制度で90ポイントの研修履修ポイントを持っていると見做し前期研修修了者とし、以降年度には後期研修の途中からのスタートとなる。

2年目→現行研修制度で60ポイントの研修履修ポイントを持っていると見做し前期研修修了者とし、以降年度には後期研修の途中からスタートとなる。

1年目→現行研修制度で30ポイントの研修履修ポイントを持っていると見做し前期研修修了者とし、以降年度には後期研修からスタートとなる。

※2021年度以降は、新人教育プログラムはなくなり、前期研修と後期研修を修了することで登録理学療法士となる。

※8月末時点までは【暫定】を付けておりましたが、検討により【暫定】という呼称はしないこととなりましたので、「登録理学療法士」となります。

2021年までに準備することは?

前期研修については、座学と実地研修合計約81時間の研修で履修めあす2年となります。また、後期研修は、座学76.5時間と実地経験3年程度が条件となります。そして、5年毎の更新制度があります。

現行制度よりもハードな内容となっているので、2019年、2020年度に、上記の基準をクリアしておき、自分の経験年数に応じてなるべく登録理学療法士に近づいておくことが重要になります。その方が、結果的に登録理学療法士になるためには近道であるのではないかと思います。

認定理学療法士・専門理学療法士について

その取扱い、使用したポイントについてはどのような扱いになるかは今後広報を待ちます。おそらくそろそろ決定されると思われます。

まとめ

理学療法士協会の執行体制は10年前とほとんど変わらず、行っており、結果一つ一つの事業が不十分な状態での運営になっていたようです。今後は、合理的な運営をしていくとの半田会長の記載からありましたが、この新制度に関しても、新しい時代へ向けて変わらなければならない点の第一歩なのかもしれません。

ここで、協会なにやっていたんだよ!?という意見は、完全に他人事であり、自分も理学両士協会の一員であり、一緒に考えていく必要があると思います。また、協会で起こっていることが自身の病院でも同じような事態が起こっていないかについても考えるきっかけになりました。新しいことをいくつも始めていたが、それぞれについてPDCAサイクルをしっかり回せているのかというとはなはだ疑問になります。業務のスリム化、効率化、そしてそれぞれのシステムの正常化を今後考えていく必要があると思います。

とりあえず、私は8年目であるので、ポイントも200ポイント以上あるし登録理学療法士にはなれそうですが、周囲のスタッフが登録理学療法士になれるように援助していくことが今後は重要なのかと思います。

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